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根本陸夫はなぜ球界の007と言われたのですか

根本陸夫が亡くなった時、新聞報道かテレビ報道か覚えていませんが「球界の007死去」のような見出しがあったのを覚えています。 当時は何とも思わなかったのですがなぜ当時、球界の007と言われていたのかな?と最近になって思うようになりました。 広島、西武、ダイエーと根本陸夫が監督をした後、そのチームが数年後に優勝をし、さらに後、黄金時代を築いていることに気づきましたが、それだけでは球界の007と言われていた核心がわかりません。 私は根本陸夫が広島、西武で監督をしていた頃を知りません。 教えていただけないでしょうか。

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noname#189451
noname#189451
回答No.1

「球界の007」は初耳ですが、「球界の寝技師」とはよく言われていました。 監督としてはさしたる実績を残していませんが、根本さんが本領を発揮したのは現場より「編成」に関わった時です。 長くプロ野球に関わってきて築いた人脈と巧みな交渉術を使って、選手獲得に類まれな手腕を発揮しました。 有名なところでは当時阪神のスター選手だった田渕、頭角を現してきた古澤と、西武(クラウンを買収)の真弓、竹之内、若菜、竹田との大型トレードを成立させたり、巨人に決まっていたと言われた松沼兄弟を入団させたり、その後の西武黄金時代を築いた石毛、工藤、秋山、伊東らを「囲い込み(主に球団職員として)」「風説の流布」「絶妙な情報リーク」当の手法を駆使して入団させました。 また、ダイエーに移ってからは西武時代の子飼いであった秋山、石毛、工藤らをトレード、FAで移籍させ、また、駒沢大に決まっていた城島を強引に指名・獲得。(その際、抱き合わせで駒大から1名獲得しましたが、それは城島を強引に引き抜いた「お詫び」と言われています) このように、使えるものは親・兄弟・親戚・会社・学閥等なんでも使い、暗躍して選手を獲得したところからついた渾名が冒頭の「球界の寝技師」とか「根本マジック」とか言われたのです。 おそらくご質問者様が書かれている「007」もこのような事から出たワードだったんでしょう。

SAIROX
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 亡くなった時、TVで根本陸夫を紹介する映像でジェームスボンドのテーマが流れていたのが強烈な印象でした。 当時は単なる大型トレードとしか思わなかったのですがそういう裏事情があったんですね。 あの強引なドラフト戦略は江川のクラウン入団拒否がきっかけでその悔しさをバネにしたというような事が書いてある記事を読んだ記憶があります。 ありがとうございます。