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旧制高校とは何ですか?
旧制高校というのはどういうものだったのですか?どういう人が進学したのですか? レベルが高かったと聞いたのですが、なぜなくなったのですか?
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本当に、我が国にとって有益な人材を育成するために、数限られた帝国大学(稀に私大)へ行く前の教育を施す機関のこと(男子だけ入学が許される)。 大学は、一部の本当に勉強ができる人だけが行くところであったことが、現在と全く違うところ。 そのため、大学までは、勉学に於いて優秀だけでなく、お金もかかるので、金持ちか、あるいは、抜きんでて優秀なために、スポンサーが付く人だけが行くことができた。 旧制中学(あるいは、高等女学校からの一部)卒業生は、旧制高等学校、大学予科、大学専門部、高等専門学校、師範学校、陸軍士官学校、海軍兵学校等への進学の道があり、その内の旧制高等学校は、エリート中のエリートの予備軍の学校みたいなもので、大学へ行く人人だけが行った(行けた)と言う事。 今の様に、大多数の優秀でもない人間が、大学卒の肩書が欲しいために行くようなところではなかった。 因みに、たとえば、第一高等学校は、今の、東京大学教養部であり、第三高等学校は、今の京都大学教養部である。 なんでこの制度を止めたのかなあ、今より、余程優れた学校制度であることは間違いない。
補足
詳しい回答をありがとうございます。 イギリスのイートン校のようなものだったのでしょうか。 また、戦後に廃止されたということですが、確かに優秀な制度であったが、最終的には戦前戦中の軍国主義的なエリートを養成することに結びついたため、GHQによって廃止されたのでしょうか。