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小説においてスポーツジャンルが鬼門となる理由
- 小説のスポーツジャンルにおける難しさとは何なのか?
- スポーツジャンルの小説は書き手の知識や表現の問題、需要の少なさなどが理由として挙げられる。
- 読み手にとってもスポーツジャンルはあまり人気がなく、魅力を伝えるのが難しい。
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皆様の回答を読んで、ふと、変な事を思い出しました。 文庫漫画で、漫画で読む名作文学 みたいなものが出まして。 昔読んだ本がどうなってるか読んでみた方が、漫画で読むと一瞬だった。と言ってました。なんでもその本は、内容に入る前に延々と家系と家族の紹介及び建物・庭の説明をしてたそうで・・・ 家系図や人間相関図と、家と庭の間取り図を書いとけばそれで終わりなことだね。とは思いましたが、それをやっていたら文学として傑作となったかは・・・厳しそうですよね・・・その部分での表現も含めてだろうから。 ミステリー小説を話抜きで図と条件、人物。箇条書きで要点のみではただの推理クイズになるので・・・ 物語の部分が重要で、そうなると主点は何かとか。 登場人物たちの心の流れかなぁ? で、スポーツが関与する。 スポーツの試合を一つ、全部文章に書き下ろしたら大変な苦労な割には心にあまり響かなそう(読むのも大変だ) 欲しい場面だけを書くとしても、場面を飛ばす手法が・・・文章だと唐突過ぎてしまうかも。 そうなると試合部分を描くのも・・・特定の人物からのみの視点で心情込でないとなぁ・・・これ難しいと思いますよ。 試しに自分が出たスポーツ(ドッジボールでもなんでも可)を一試合書いてみる事を想像すると・・・私にはできない。 小説なら逆に、試合シーンを全く出す必要ない設定で書くという方法も・・・でもそうなるとスポーツものと認識されなく恐れも大きいですね。 人数少なすぎて試合が出来ないので人を集めようと奔走する話とか、子供がスポーツをやってての家族のごたごた記とか、怪我や病気で辞めた人を描くとか・・・スポーツものに、見えないなぁ・・・ 確かに小説で・・・難しそうです・・・
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- gohara_gohara
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ひとつの問題として、スポーツのルールそのものが頻繁に変更になってしまう、というのがあると思います。 例えば、「プロ野球」。 勿論、野球として3つのストライクでアウトになり、3アウトで攻守交替。9回が終了した時点で、多くの点数を取っていた側の勝利。この辺りは変わっていません。 しかし、細かいところで言えば…… 投手のモーションについて、数年前までは二段モーションといわれるものは見逃されてきましたが、ルールが変更となって禁止になりました。試合に使用されるボール。こちらは2011年から、低反発球になり、ホームランなどが出づらくなりました。しかし、そのボールの使用が、2013年より変更され、2010年以前ほどは飛ばないとはいえ、2011年のものよりは飛ぶようになりました。 他にも、2011年、12年の「3時間半ルール」とか、延長戦は最大何イニングか? とか、そういう部分もしばしば変更となっています。 試合における臨場感とか、細かい作戦、なんていうものを描こうと思ったとき、このようなルールというのは大きく影響を与えるでしょう。最後に書いた3時間半ルールなんて、選手交代などに大きく影響を与えます。 そのルールが暗黙の了解として機能している作品については、ルールが変わってしまえば、その後に読んだ読者は「なぜ?」ということになりますし、それを明確に描いた作品だと今度は「○年前の作品で古臭いルール」みたいな扱いになりかねません。 勿論、こういうのは野球に限らず、様々なスポーツで起きています。 1990年代後半、日本勢が席巻していたスキーのジャンプ競技で日本勢が勝てなくなったのは、スキー板を巡るルールの変更が大きな理由のひとつです。 柔道にしても、五輪競技になってポイント制になったりしました。 このようなルール変更が頻繁に行われるため、細かいルールなどを扱った部分での描写が書きづらくなってしまい、実際の競技以上の魅力を引き出しづらい、というのがあるのではないでしょうか?
お礼
野球漫画のONEOUTSでは、 プロ野球のシーズン序盤は延長13回以上を行っていましたが、 終盤になると延長12回引き分けになることもありました たしかに短編や読みきりなら問題ないですが、長期連載やシリーズものになってくると、 完結までに複数年単位の時間を有するでしょうから、 その間にルールが変わってしまう可能性も否めませんね かといって独自のルールを作成してしまうのは、 リアリティのレールを外してしまうことになりますし 回答ありがとうございました
確かに小説におけるスポーツジャンルは、それ自身人気がある娯楽の割には少数派のような気がします。スポーツ小説はいわゆる根性ものや推理小説、経済小説として描かれる場合が多く、スポーツ(の試合)そのものがその主な筋として描かれたりテーマになることは日本ではあまりないようです。 これはやはりスポーツゲームそのものが迫真の、最高のドラマとして成り立っているので、ことさらに小説に、フィクションにする必要もないということでしょう。テラダヒロオの野球マンガが何度も9回裏逆転満塁ホーマーを連発して自分で盛り上がっていましたが、それを見るものはまた同じパターンかい、としらけてしまうわけです。 結局スポーツは描かれても、それは様々な人間同士の普通の葛藤の背景として描かれることになって、必ずしもスポーツでなくても良いということでしょうか。もっとも、スポーツ自体は人々の関心が高いものなので、もっとこういったものが描かれてもいい様な気もします。ただ、プロスポーツの世界は非常に狭いので、モデル小説くらいのものになるかもしれません。
お礼
リアルがストーリーとして完成してしまっているということですね 故に、もしもスポーツを主軸に置くのであれば、 別の未完成なテーマを置く必要がある 回答ありがとうございました
- ithi
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TheTukkomiさん、こんばんわ。 「書き手にスポーツに詳しい人がいない」のような作家側の問題 野球のように一般性が高いスポーツならともかく、特にモータースポーツのような専門性の高いスポーツになるとマシンや人間関係を調べるのは大変です。 「文字ではスポーツの緊迫感が伝わらない」のような小説としての問題 普通の表現では間抜けたお話になってしまいます。 需要があまりにもマイナーな対象になる」のような読み手側の問題 これは人気のあるスポーツならそんなにマイナーになることはないでしょう。 SFや恋愛もののようなジャンルに比べれば少数派な気がします 確かにその通りです。そして、これはどんな作品を執筆するのでも同じことですが、いずれにせよそれにスポーツは専門性が高いから門外漢で作品を作るとなるとものすごい綿密な取材や資料集めが大変でしょう。関連項目をあたるだけでもかなり長い時間がかかりますよ。
お礼
>普通の表現では間抜けたお話になってしまいます 真下に落ちるフォークボール 弾丸のようにゴールに突き刺さるシュート 僕の文才の問題かもしれませんが(と言うよりほぼそれで確定でしょうが)、 かなり表現がチープにはなりますよね 何よりも最後の3文を見て思ったのが、 「スポーツがリアルであるゆえの自由性の無さ」も問題かもしれません 例えば超能力バトルで非科学的なことを連発させても、 「くはっ(大量の血を吐く)!!ふっ、おまえ、やるな」 みたいに、普通なら死ぬだろ(死なずとも正気ではいられないはず)と言う状況であっても 「フィクションである」と言う前提がある分、読者には受け入れられますが、 野球ものでルールを間違って適用すれば、それがたとえ意図的なものであっても 受け入れてもらうのは難しいですからね 回答ありがとうございました
- ミッタン(@michiyo19750208)
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小説ですね? アニメーションならなんとかなりそうですが、小説の文庫本1ページで9回裏2死満塁をどこまで引っ張れるでしょうか? 「はよせぇ」って突っ込まれそう!!
お礼
タイムをかけてマウンドに選手を集めてピッチャーを励まして、 プレイがかかって投球モーションに入り、 バッターの長い長い読みが始まり、 ピッチャーが投球し、 その投球を認識して…… と考えたあたりで面倒くさくなりました 「はよせぇ」と突っ込まれるかどうかは分かりませんが、 話を膨らませつつ、スピード感を殺さない情報量に抑えるのは 至難の業みたいです 回答ありがとうございました
- Twoods
- ベストアンサー率7% (25/320)
こんばんは。 スポーツ漫画などでは、必殺技?っていう独自の技が多く出てると思います。漫画だと、絵や効果音が書いてあるので、実際に体験してなくても、何となくこんなカンジだろう、とイメージは出来ると思います。 小説にすると、あまり詳しい描写が多いと読みづらくなるし、スピード感もなくなります。なので、試合前、試合後の話を中心にしないと話を成りたたせるのは難しいですね。結局、スポーツだと勝敗は必ずつくものですから。 試合中の詳しい描写は、要らないし、書く必要が無ければどのスポーツでも変わらない。ということになるので、難しいジャンルだと思います。
お礼
リアリティのあるスポーツ小説を考えていたので、必殺技は盲点でした ですがたしかに、秘打・白鳥の湖(ドカベン)や、満月大根斬り(ドラベース) みたいな必殺技を文で書き起こせと言われるとレベルが高いように思えます これは必殺技に限ったことでもなく、 リアルにあるものの、珍しいプレーは説明が難しいかもしれません 例えば野球で言えばスイッチトス(俗にアライバプレー)と呼ばれるものは、 文で説明しても普通のダブルプレーと変わらないように見えますが 実際にプレーを見ればダブルプレーの動きとはまた違いますからね 回答ありがとうございました
- valvrave
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サッカー小説を読んだことがありますが、やはり試合描写が本物のリアルタイムでスピーディーな興奮と比べると難しいですね。ハラハラドキドキが足りないというか
お礼
スポーツは他のジャンルと違って、展開ではなく スピーディーさに「ハラハラドキドキ」がある分が難しいみたいですね まさしく百聞は一見に如かず状態と言うべきでしょうか 回答ありがとうござました
スポーツに関して言えば、スポーツ中継や映像(アニメ、映画)を見てる方が面白いもん。 文字だけじゃ淡々としすぎて、臨場感や迫力に欠ける。
お礼
淡々としすぎてですか…… 盛り上がる場面における勢いのよさが、 かえって単調なリズムになってしまうのでしょうね 回答ありがとうございます
- カルマ(@mimicry-budda)
- ベストアンサー率18% (280/1490)
小説も、そのジャンルは多岐に渡ると思いますが・・・。 多くの小説は、 ★登場人物の心象 ★複数の登場人物が織り成していく筋立て(物語性) を描いて行くものだと思います。 スポーツに物語性が無いとは言いません。 しかし、どんなに「メジャーなスポーツ」でも、全ての人がルールを理解してる訳では無いし、小説に取って重要な「人物の心象表現」が描き難いのでは無いでしょうか?。 野球やサッカーの試合に出る主人公が、あれこれと考えながら試合をするでしょうか?。 普通は、「勝つことに集中して」試合をすると思います。 そうなると、スポーツ分野は、あまり小説として描いていくには「向かない分野」に位置づけられると思います。 >「書き手にスポーツに詳しい人がいない」 ↑ これも一因かも知れないと思いました。 「作家」の多くは「体育会系では無い」でしょうから・・・。
お礼
>野球やサッカーの試合に出る主人公が、あれこれと考えながら試合をするでしょうか 軟式野球程度の経験があるのですが、あながち間違いでもない気がしました 「際どいコースはカウントに余裕があるから見逃す」くらいは考えますが、 いざ投げられた直後は、 「投げた。インコースギリギリいっぱい入ってる。このくらいなら打てる」 なんて考えてる余裕はなく、バッティングではほぼ条件反射に近い状況です つまり「集中している状況」と「心理描写」が相容れないと言うことになりますね 回答ありがとうございます
- nankaiporks
- ベストアンサー率23% (1062/4473)
スポーツジャンルにおいて、小説は漫画より不利であるのは確かでしょう。 絵があれば、その場の状況や行動は省けますから。 そして長編であれば、そこにはサイドストーリーが必要となります。 恋愛だとか、友情・家族など。 そういうところを書き込めば、スポーツの緊迫感を阻害しかねない。 それに、試合中の心理描写などを盛り込むと、読者も試合にのめり込みづらいんじゃないでしょうか。 結局、スポーツがサイドの設定となり、恋愛小説じみてしまったりしてしまうのでは? かといって、文章がスポーツの緊迫感を表現できないかというと、そうでもなく、 小説ではありませんが、故山際 淳司氏などの雑誌に書かれた文章は、見事に選手の心理とその場の緊迫感を表してる。 それらは、スポーツの種目を選ばず、である。 ということは、スポーツジャンルの小説というモノは、 短編でなら活かされるのではないかと思うのですが。 その一瞬や一試合を切り取り、表現してあげられる短編でなら、小説として確立できるんじゃないでしょうか。 文章がまとまらず、すみません。
お礼
実際ライトノベルの類に多いのですが、 基本的には学園モノである一方で、スポーツ描写があるものもありますね ※涼宮ハルヒの憂鬱(野球)、緋弾のアリア(サッカー)など 突発的な分には問題ないのでしょうが、それを主軸に組み込むのは厳しいみたいですね だとすると、「タッチ」のようなストーリーがスポーツ小説でできる絶妙なラインでしょうか
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
>「書き手にスポーツに詳しい人がいない」のような作家側の問題 これは漫画でもドラマ・映画でも同じです。 書き手、作り手が初めから詳しいとは限りません。取材や資料集めはしてるはずですよ。 本人がするのか、アシスタントや編集がやるのかという違いはあるでしょうけどね。 >「文字ではスポーツの緊迫感が伝わらない」のような小説としての問題 これが一番大きいと思います。躍動感というのは、文字より絵の方が優れてますし 対戦相手との位置関係というのも説明文で書くよりも、絵なら一目で分かります。 双方の精紳的な緊迫感(心理描写)は文字でも十分表現できるんですけどね。 >「需要があまりにもマイナーな対象になる」のような読み手側の問題 小説に需要が無いとは思いません。 恋愛要素は、ほぼ全ての作品に含まれます。 戦争もの(時代劇、歴史もの、SF、ファンタジー等)は確かに多いですが、 これも、他のメディアでも変わらないと思います。 スポーツを題材にした小説・ラノベ 若桜木虔「白球を叩け!」「白球よ輝け!」 吉野万理子「チーム」シリーズ 阿久悠「瀬戸内少年野球団」 野村美月「天使のベースボール」 松浦儀実「神様がくれた背番号」 宮本輝「青が散る」 佐々原史緒「暴風ガールズファイト」 佐藤多佳子「一瞬の風になれ」 三浦しをん「風が強く吹いている」 川島誠「800」 和智正喜「エキデン・ガールズ」 アラン・シリトー「長距離ランナーの孤独」 森絵都「DIVE!!」
お礼
たしかに書き手にスポーツに詳しい人がいないという理屈が成り立つなら、 小説どころか漫画も存在しませんからね(なんて初歩的な見逃し……(悔)) ここまでの何件かの回答をまとめると、大きく2つ 1、リアルの方が面白い(ドラマチックである) 2、小説だと緊迫感(スピード感)がない ですね ただ小説で緊迫感やスピード感を出す方法が無いかと言われれば「ないわけでもない」ので、 むしろ >対戦相手との位置関係というのも説明文で書くよりも、絵なら一目で分かります 引用文のように、めまぐるしく変わるスポーツの状況説明のむずかしさが特に大きく感じます 回答ありがとうございました
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お礼
漫画は1冊長くても30分あれば読めますが、小説は数時間単位になりますからね 文字としての情報量が多すぎると、スピード感や勢いがなくなり、 かといって情報量を少なくすると、単調になったり状況が分からなくなる 初期設定もそうですが、ルールも含めて説明のむずかしさはあるかもしれません 『オフサイド』のルールは知っていますけど、文字だけで説明しろと言われると自信ないですし…… 回答ありがとうございました