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眼鏡は何故「鏡」なのか

メガネは漢字で眼鏡と書くのですが、どうして鏡という言葉が入っているのでしょうか? 同じように、望遠鏡はどうして望遠筒(遠くを見る筒)ではなくて遠くを見る鏡なのでしょうか? 反射式望遠鏡の方が先にあったわけでもあるまいに。 どうも日本人は「レンズ」の日本語に「鏡」を当てたように思えます。その経緯を知っている方がいらっしゃたら教えてください。

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  • tosembow
  • ベストアンサー率27% (200/718)
回答No.3

面白そうな問題でしたので勤務先の高校の図書館にあった辞書をいくつか当たってみました。  1)大槻文彦『大言海』の「めがね」の項に「『眼鑑』の義か」とあります。  2)大修館『広漢和辞典』で  「鏡」……(1)かがみ(2)かんがみる かがみ(手本)として照らし見る(3)てらす……  「鑑」……(1)はち(2)かがみ(3)かんがみる(4)みる 明らかに見る 見きわめる 鑑別する(5)みわけ めきき   などとあり、古い文献で「眼鏡」の用例はありましたが「眼鑑」の用例はありませんでした。  したがって、以下のようではないかと推察します。  はじめ金属を用いた「かがみ」を「鏡」「鑑」の文字で表したが、「鑑」には「よく見る」意が派生した。(現在でも「鑑定」「鑑識」などと使いますよね。) 「めがね」を意味する語として「眼鑑」(よく見るための道具、くらいの意味か)があったのかどうか不明だが、「鑑」と「鏡」がほぼ同意のため「眼鏡」が「めがね」の意味になった。  「望遠鏡」も和語で「とおめがね」というくらいですから、遠くの物をよく見るための「めがね」すなわち「眼鏡」ということでこの名称があるのではないでしょうか。  このように見てくるとそもそも「めがね」という和語の語源も気になりますがそれはまた別の機会に、ということで……… 

massaur
質問者

お礼

ありがとうございました。 確かに「鏡」は「レンズ」というより「よく見る」という意味で使われているのかも知れませんね。新しい発見でした。 僕は理系の人間ですが漢字には興味があって、漢字を生んだ中国古代人の知恵に驚嘆しています。例えば「菌」なんて字ですが、西洋では細菌はパスツールが発見するまで知られなかったことになってますが、どうして中国ではそのずっと前から「菌」という言葉があったのでしょうか?とても不思議です。 また機会があったら教えてください。

その他の回答 (3)

  • ekubo
  • ベストアンサー率31% (29/92)
回答No.4

 もちろん、メガネは日本語。眼鏡は中国語ですよね。もともと、メガネとは、「物のよしあしなどを見分ける目」という意味です。そこで、文字をくっきり、はっきり見ることのできる眼鏡をメガネと言ったようです。  鏡は中国から伝わりました。「卑弥呼が魏の国から銅鏡100枚もらった」というのは有名な話です。古代、日本で使われた鏡は、姿をうつすのではなく、光を反射させるために用いました。鏡は太陽神の象徴です。また、その鏡に示される世界を神の示現だと考えました。鏡の丸い形、光輝く太陽、神の示現といったイメージから、それらに似たものを鏡の字で表しました。鏡餅、鏡池など。ですから、「レンズ」に「鏡」を当てたというのは、頷けると思います。  そこで、望遠筒ではなく、なぜ望遠鏡なのか。ここからは、私の想像です。筒という形態に主眼があるのではなく、やはり中の丸いレンズ=遠くの世界を映し出す鏡に主眼があったのではないでしょうか。    

  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.2

専門家+自信なしの理由は、漢字検定1級取得者であるけれども、 それで前の方が提起してくれた問題に答えることができないという ことからです。 鏡という漢字の偏は金偏ですが、竟とはなんでしょう。 はい、これは「光」を意味しているのです。 つまり、光の反射を利用してものが見えるようになる道具として、 「かがみ」の意味が出ました。 次にできたのは、その「かがみ」に映る像を手本として、という意 味で、模範のことを「かがみ」と言うようになりました。 さあ、問題はその後。硝子でできたレンズにどうしてこの字が使わ れたかです。 キーは金偏ではなく、竟の方だと思います。 光を通す、したがって見えるようになる。そこが大事だったのでは ないでしょうか。 もちろん、これは中国で先に使われるようになったのが輸入された ものであると思います。 こんな回答でもよろしいでしょうか。

massaur
質問者

お礼

ありがとうございました。 漢字を分解して成り立ちを考える、という手法は僕も有効だと思っていました。 鏡と境は同じツクリですのでキット何か関係があるのでしょうね。

  • ametsuchi
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回答No.1

「眼鏡」はそもそも、中国語からではないですかね?日本でも安土桃山時代からこの言葉があります。この時代に「お眼鏡に適う」という言葉すら出来ています。 レンズのことを、戦前~終戦直後までは「鏡玉」といいました。 「鏡」の元々の姿や意味は、例の卑弥呼がもらったような銅鏡なんでしょうが、 ・いつ頃?(多分西洋から入ってから?) ・どこの国で?(中国?、日本?) レンズを含めて言うようになったか知りません。お役に立てず申し訳ないです。

massaur
質問者

お礼

ありがとうございました。 語源には興味を持っていますが、どうやって調べたらいいのかその方法論が分からないで困っています。 眼鏡が最初に使われだしたのはいつ頃なのか、どうやったら分かるのでしょうか? 戦争中は米英語の使用が禁止されていたのは知ってましたが「レンズ」は「鏡玉」ですか。なるほど。でもこの場合の「鏡」は後付けのような気がしますね。

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