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崩壊系列
前回 半減期について質問させていただきましたが、 今回 半減期の系列 1、 どんな放射性物質を持った鉱物が 何年の半減期で変化していくのか? 2、 ウラン235と238の違いorトリウム232と228とかの 数字の違いは? この2点を質問させていただきます。
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>1、 どんな放射性物質を持った鉱物が 何年の半減期で変化していくのか? 元素によって、また、その元素のどの「放射性同位体」かによって違います。 一律にこうです、という決まりや法則はありません。 たとえば、原発事故で有名になった「セシウム」という元素は、下記にあるとおり、39種類の同位体があり、それぞれ下記の半減期で崩壊します。詳細には、各元素で調べてください。 ↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93 なお、ご質問タイトルにある「崩壊系列」は、こういった原子核の崩壊で生まれた核種(娘核種という)がさらに崩壊して、孫核種ができて・・・という一連の系列を形成する場合の呼び方です。 ↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E7%B3%BB%E5%88%97 >2、 ウラン235と238の違いorトリウム232と228とかの 数字の違いは? これは高校物理でも習いますよね。 元素は、「原子番号」と「質量数」という数を持ちます。 「原子番号」は、「陽子」の数=「電子」の数に相当し、化学的な性質はこれで決まります。(化学反応は電子が主役のため) 原子番号1は水素、2はヘリウム、3はリチウム、4はベリリウム・・・と「水兵リーベ僕の船・・・」と覚えましたね。 物質の原子核は、「陽子」と「中性子」から成ります。陽子の数(=原子番号)が同じであれば、中性子がいくつあっても電荷には関係しないので、電子の数は同じです。従って、中性の数が違っても元素としての化学的な性質は変わりません。 陽子の数(=原子番号)が同じで、中性の数が違うものを「同位体」と呼びます。 通常の水素は「陽子1個」ですが、同位体である「重水素」は「陽子1個+中性子1個」、三重水素(トリチウム)は「重水素」は「陽子1個+中性子2個」です。いずれも「水素」であり、特赦な方法でないと分離はできません。 これを区別するのに、一般的には「水素1」「水素2」「水素3」と呼びます。水素の場合は専用の呼び方で「重水素」「三重水素」というのが普通ですが。 ウランは、原子番号92ですので、「ウラン235」は「陽子92個+中性子143個」、「ウラン238」は「陽子92個+中性子146個」でできているということです。 トリウムは、原子番号90ですので、「トリウム232」は「陽子90個+中性子142個」、「トリウム228」は「陽子90個+中性子138個」でできているということです。
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- jusimatsu
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1は質問意図が不明なのでパス。 2は、中性子の数の違いです。