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アメリカの政治・外交における行動原理
最近、アメリカのオバマ大統領がシリアを軍事攻撃するとかしないとか言ってますが そもそもシリアの問題とアメリカは関係ないはずです。 なぜアメリカはやたらとシリアに介入しようとしてるんでしょうか? 傍からアメリカの行動を見ていて、どう理解したらいいのかサッパリわかりません。 オバマがしようとしているのは確かに政治を利用しているという意味で政治行動なのかも しれませんが、果たしてそれが政治や外交と呼べるものであるのかも疑問です。 いったいアメリカは何考えてんでしょうか? 回答よろしくお願いします。
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- hekiyu
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”なぜアメリカはやたらとシリアに介入しようとしてるんでしょうか?” ↑ シリアには石油がありませんので、米国は本来 介入したくないのです。 しかし、自由主義世界のリーダーとしての立場が あります。 石油が出るリビアには、軍事介入するくせに、シリア はやらないのかよ。 やはり石油が出ないからなんだな、と言われるのが 困るのです。 国際世論に押されて嫌々ながら、重い腰を上げようとして いる、というところでしょうか。 やりたくないものですから、議会に判断を仰ぐ、なんて 後世に禍根を残すような事もやっていますし。 俺はやりたかったんだけど、議会の承認が得られなかったから できなかったんだ、という形を作りたいのでしょう。 ”傍からアメリカの行動を見ていて、どう理解したらいいのかサッパリわかりません” ↑ 米国の利益という点から視れば判ると思いますが。 イラク戦争などは、完全に石油目当ての戦争です。 大量破壊兵器など関係ないのです。 北朝鮮には石油がありませんので、及び腰です。 日本がヤイノヤイノとウルサイので付き合っているだけ というのが見え見えです。
- cubetaro
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世界の警察だからかなぁ…と思っていたのですが、イスラエル問題が絡んでいるようです。↓ http://www.asahi.com/international/update/0903/TKY201309020529.html?ref=com_top6 シリアを攻撃すれば、イスラエルに報復攻撃が予想され、攻撃しなければ、中東での存在感が低下して、結果的にイスラエルの立場が弱くなる。。。という事で、どっちも選択できないので多数決で決めるる事にしたのでは。
- Yelm
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質問者様は誤解されていますが、米国はもともとシリアへの介入は慎重です。 既に流血の事態が始まってから2年以上経っていますが、これまで米国は口先でアサド政権を批判するだけでシリア反体制派やサウジアラビアなどから介入を要請されても拒否しています。。 それが一転したのは先月報じられた、アサド政権による化学兵器使用です。 基本的に米国の行動原理は「現状維持」です。 米国は現状の国際秩序からもっとも利益を得ている国家であり、その秩序を維持する事が最優先されます。 もちろんこの「現状維持」とは何もしないという事ではなく、その秩序を維持するために脅威となりかねない存在への対処が優先されると言うことになります。 シリア情勢の場合、政権側によ化学兵器使用を放置すれば今後、他国における化学兵器使用のハードルが下がり、それが国際秩序への脅威となりかねないと判断したと思われます。 なおしばしば軍需産業の利益のためとする発言がされることがありますが、それは誤りです。 現在の米国では他国に軍事侵攻などすると軍需産業は大損するのです。 なぜならそのような場合、従軍した兵士への手当や負傷兵、遺族への恩給や生活保護が莫大な額になる一方で、中東などへの介入では高価な最新兵器は不必要です。 このため最新兵器は真っ先に削減されることになります。 例えばズムウォルト級駆逐艦はイラク戦争前は1隻50億ドルで32隻を建造する計画でしたが、戦費拡大のあおりをまともに受けてたった3隻で建造終了してしまいました。 F22戦闘機も750機の調達予定が187機に激減しています。 このように戦費の増大は軍需産業にとってうまみの大きい高価な最新兵器調達にとってマイナスであり、軍需産業の為に戦争をするということはあり得ない事が分かります。
- bibi0bi
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アメリカは各国に数千、数万という単位で工作員や調査員を配置して世界を統治していると思っています。元々は東西冷戦時に共産主義連合に対抗するすべとして共産主義国を増やさないために行っていた訳ですが、ソ連崩壊による冷戦勝利によってこれが変質しました。2001年からはテロとの戦争との強固なお題目を作り上げ世界中の工作活動による監視は強化され盗聴盗撮ハッキングなどが行われています。 米国は産軍複合体であり十数年に一度少し大きめの戦争を行わない限りその構造が維持できなく、戦争欲求の強い構造の国家となっています。
ヒズボラを支援するシリアとは、事実上、アメリカは何十年も代理戦争状態にあったようです。イラク戦争でも、恐らく、シリアやイランの敵対行為はあったものと思われます。2年半以上続くシリア内戦では、日本人ジャーナリストの山本美香さんを含む1万人以上の民間人の死傷者が出ており、子供の難民だけでも100万人を越えているそうですが、これは、欧米・イスラエルとシリアを支援するロシアやイランなどとの代理戦争の結果であるからと思われます。