TPPの賛成・反対について
月曜日にテレビタックルをみていて思ったのですが、
反対側の意見としては、日本に不利な条項を押し付けられるので反対だという意見だったと思います。
賛成側としては、それは、交渉すればいいし、それでもだめなら批准しなければいい。だから少なくとも交渉参加はすべきだという意見だったように思えます。
それに対して、反対の人は、日本はそもそも外交交渉能力はないし、交渉のテーブルにつけても来年5月以降なので、ほとんど交渉できないし、交渉参加した以上、TPP参加の拒否はできないという感じでした。
そこで思ったのですが、反対側の人もISD条項など日本が拒否したいものはちゃんと拒否でき、ルールメイキングにもきちんと参加でき、かつ政権に外交交渉能力があって、日本として納得のできるTPPならば、賛成に回る人もいるのではないかと思いました。要するに、(※)今の民主党政権のような素人の集まりではなく、(今の日本にいるかどうかはわかりませんが)外交能力に長けた人物(政治家、事務方も含め)が交渉を行い、なおかつ、もっと早く(1年以上前の段階で)交渉参加していれば賛成なのではないかと思ったのです。(※)
今のTPP交渉参加に反対派の人と賛成派の人の話を聞いていると、前提としている部分が違うのではないかと思ったのです。
反対派の人は、条約を批准するしないを通り超えてTPP参加にたいして反対している人が多い。
賛成派の人は、とりあえず交渉参加のテーブルにつくべきだ。今後、中国や韓国が入ってくる可能性もあり、その前に日本が入っておいた方が良いという感じだと思います。
こういう風に次元の違うところが念頭にあっては到底合意できるわけもありません。
そういう点で、野党も与党もTPPをこれだけ放置してきたのは国益を損なっていることだし、まして野田さんのやり方はあまりほめられたやり方ではないと思います。
そこで質問なのですが、
反対派の人は、前述した(※)~(※)の場合でも反対なのでしょうか。単に、時期的、政治家の能力的な面で反対している人も多いのでは?
また、交渉参加したら参加しないという選択もできないというけれども、私はそれが意味が分からない。少なくとも国会で批准しなければいいのでは?
(ちなみに、私は、TPP参加(交渉ではない)に賛成です。ただし、行き過ぎた円高を是正し、きちんと円安(1ドル110円~120円程度)にしてからやるべき。ISD条項などは飲むべきではない。経済学的には双方にプラスなのだからやるべきというスタンスです。)
お礼
ありがとうございます