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絵画の状態を保つ方法

版画・油絵・鉛筆で書かれた絵 比較的新しい木造住宅に住んでおります 絵を壁に飾りたいと思ってます 日光のあたる場所はよくないこと程度はわかりますが 仕舞っておくのもせっかくの楽しみがなくなりますし 飾りながらもなるべくよい状態を保つにはどうしたらいいでしょう また、仕舞っておく場合はどのような注意が必要でしょうか

みんなの回答

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.2

額に入れるアクリルで紫外線をカットする物がありますのでまずそれを使うといいでしょう。額装屋にありますので指定して入れてもらえばいいでしょう。 その上で直射日光はやはり避けます。 窓に貼る紫外線カットフィルムがありますからそれを貼ると良いでしょう。 http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/menu/mado/garasu_f/sangetsu/ 蛍光灯の光が当たる場合は紫外線カットの蛍光管を使うか蛍光管用の紫外線カットフィルターを使います。 LEDは紫外線を最初から出さない物がありますからそれを使うのも良いです。「高演色」というタイプのものを使うべきです。Raという数字で90以上の物が好ましいです。 掛け軸(特に絹本=絹布に描いている物)などはとても弱いので強い光には当てられません。美術館でも光量を落として展示しています。 水彩画もそうです。時々出して短期間展示するぐらいが適当だと思います。 http://m-imajo.main.jp/m-imajo/jlisseminar/museum/museum.html 仕舞っておく場合はやはり湿気を避けることと、なるべく涼しい部屋に置くことも大事だと思います。 タトウ箱という箱を作ってもらってそれに入れておくと整理がしやすくなります。 布団などと一緒の押し入れではなくて専用のクローゼットがあると良いですね。 乾燥のしすぎも良くはありませんがかびが生えるのはとにかく良くない。特に日本画や掛け軸は要注意です。仕舞いっぱなしにしないことも大事です。ホコリもフォクシングという変色を呼びます。 絹本は虫食いの被害もありますから防虫剤も必要ですが、変色させない物を選ぶ必要があります。 油絵はきちんと描いてあればかなり強靭な物です。 鉛筆も強い物ですが、紙は変色しますから強い光は避けるべきです。 まあでも置いておいてもヤレる物ですからやはり絵は適当に展示して愉しみたいですね。 フジフイルムからカビ防止剤というのが出ています。 http://fujifilmmall.jp/shop/g/g200762690/ 印刷物などは消耗品と考えて変色したら買い替えれば良いでしょう。

79713
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございます 参考にして、基本的には絵を見て愉しみながら 教えていただいたことに注意して永くいい状態を 保てるようやってみます お二人の方からご回答いただき、どちらも私にとっては ベストアンサーですので、あえて選ばないことにしました ありがとうございました

  • arema2
  • ベストアンサー率42% (230/544)
回答No.1

光りには直接光と間接光があり、間接光を見逃しがちですが 反射した白壁や室内の鏡、金属の反射光などが作品に当たらない事も 重要です。 古い民家で、畳に反射した程度で障子や襖は光り焼けが出てしまいます。 あと、温度と湿度も重要で、作品を掛けておいた場所が湿度が高く 風通しが悪いとカビが生えやすいです。 美術館は空調がしっかり出来ており、温度湿度のコントロールが出来ていることは ご存知でしょうか。 一般家庭で美術館の様な空調管理は出来ないでしょうが、 風通しがよく、反射光の届かないカラッとした場所の壁面が 展示するのにふさわしい場所になるかと思われます。 仕舞っておく場所は作品を仕舞う状態によります。 例えば、くるくると巻き込んで桐箱に入れるような場合は カラッとした場所で直接光が当たらない程度で大丈夫です。 湿度が高く暗い場所だとシロアリの餌食になる場合もあります。 あと、作品に使われる絵の具や素材で経年劣化に強い弱いという違いが あります。 鉛筆は炭素で科学的に安定した材料の為、描かれた絵よりも書かれた紙が どういうものかを知る必要があります。 安定と言う意味では油絵の具も化学的に合成されたものなので色調が安定している のですが、強烈な紫外線には弱いと思っていた方がいいです。 もっと詳しく言えば、色ごとに紫外線に強い弱いがあるのですが、 1枚の絵に多色で描かれている絵には弱い色を基準に考えた方が良いでしょう。 版画は一言では難しいのですが、古い作品ですと日本画のように天然素材の 絵の具ですし、現代ではスクリーンを使った油絵の具の様な作品もありますが、 総じて光りは大敵であると思っていただいた方がよろしいのではないかと思います。 ところで、徳島県鳴門市に大塚国際美術館があるのですが、 こちらの作品は全て焼き物の陶板に陶磁器用の絵の具で世界中の名画が焼き付けてあります。 陶磁器用の絵の具は一種の色ガラスなので経年劣化や退色に極めて強く、 湿度も関係ありません。 大塚美術館によりますと、何と2000年以上も大丈夫とのことです。 ご参考までに。

79713
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございます 教えていただいたことを参考に 絵を見ることを愉しみながら よい状態を保ちながら行きたいと思います お二人の方からご回答いただきどちらも ベストアンサーであえて選ばないことにしました お盆に大原美術館に行ったばかりでした 機会があったら鳴門に足をはこんでみます。 ありがとうございました

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