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九州と本州間の連系容量オーバーのダメージについて

電力需要などについて調べていると2012年に九州電力で発生した新大分発電所の停止トラブルについて知りました。 この時九州電力と中国電力を接続する連系に定価容量を大幅に超える送電が行われたというニュースまでは見つけたのですが、その後この系統にどういったダメージがあったのかという情報が見当たりませんでした。 こんなに容量オーバーしても意外と大丈夫だったと言う事でしょうか。もちろん次も大丈夫とは限らないと思いますが。 電気に詳しい方がいらっしゃいましたらこの容量オーバーがどれくらいの物か、教えて頂けますと幸いです。

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  • norokko
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回答No.2

参考サイトです。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1486697154 http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowerplantfuture/43111.html http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/sougou/chiikikanrenkeisen/002_06_00.pdf 確かに、どの程度のダメージがあったかはわかりませんね。 情報を整理すると、 230万KW分停止 ⇒ 各電力会社から210万KW融通(うち、69万KWは、九州から中国に送っていた分をキャンセル) ⇒ セーフ 中国⇒九州の運用容量は30万Kw この時実際に送られた電力は141万kw。約4.7倍。ということのようです。 ただ、参考のPDFの情報を読み解くと、 電力会社間の運用容量を決める要因は、4種類あるそうです。 (1)熱容量・・・・・これをオーバーすると、設備故障・設備損壊になる容量。 (2)系統安定・・・・大容量送受電により広域的に大規模停電の危険性 (3)電圧維持・・・・大容量送受電により大規模停電の危険性 (4)周波数維持・・・大容量送受電により大規模停電の危険性  では、中国⇔九州間はどうなっているかというと、 ・送電線の熱容量は556万KWある。 ・九州⇒中国の運用容量は239~278万KW(制限理由は(1)熱容量) ・中国⇒九州の運用容量が30万KW(制限理由は(4)周波数維持) つまり、送電設備上は何ら問題なく141万KWは送れるのです。 しかし、送りすぎると、周波数の維持ができなくなる可能性があり、(発電機の周波数との乖離により発電が停止すると思われる。)もしそうなったら九州で大規模な停電が発生する可能性があった。(もしくは緊急停電) 大規模停電or緊急停電の可能性と、電源の不足による計画停電のどちらのリスクをとるかの結果、運用容量をオーバーして受電した。 ということですね。最終的には周波数の問題なので、後報がないということは結局系統にはダメージはなかったということじゃないかと思いますよ。

tuku7145
質問者

お礼

なるほど! 電気関係は詳しくないのですが、熱的にはセーフだが周波数がずれるかも、という事で運良くずれなかったと言う事ですかね。 参考になりました!

その他の回答 (1)

  • ninoue
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回答No.1

"九州 本州間 連系容量"    "九州 本州間 連系容量 新大分発電所 停止 トラブル" 等としてサーチしてみただけで、素人なので詳しい事は分らないのですが、次等が参考になると思われます。 http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/sougou/chiikikanrenkeisen/002_06_00.pdf 資料6 地域間連系線の運用容量に関する新たな評価について 資料6以外にも関係する資料がありそうです。 http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/sougou/chiikikanrenkeisen/ 地域間連系線 site:meti.go.jp 等としてサーチしてみて下さい。 或いはトップレベル(meti.go.jp)から辿ると次等からも参考資料が見つかりそうです。 http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment.html

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