クリオグロブリン血症について
クリオグロブリン血症について、以前から私が漠然としか理解できていない事について教えて下さい。病型と病因の関係について、1型はモノクローナルな免疫グロブリン、多くはIgGが病因となり、同様に2型はポリクローナルのIgGとモノクローナルな免疫グロブリン、多くはIgM、3型がポリクローナルのIgGとポリクローナルな免疫グロブリン、多くはIgMという事が本に書いてあります。1型は多くは、骨髄腫などで産生される同じ形のIgG同士がくっついて、寒冷条件などで血管に炎症を起こす、という風に理解しておりますが、2型と3型は、ポリクローナルのIgGとモノクローナルあるいはポリクローナルのIgMは、なぜ産生されるのでしょうか?典型的なC型肝炎や膠原病等の基礎疾患によって、決まっているのでしょうか?あるいは、IgG-IgMで免疫複合体を作った場合、その本態は、ただ単にIgGとIgMが増加する病態があり、その両者が結合(重合?)したという事なのでしょうか?
例えば、シェーグレン症候群が基礎疾患として発症したクリオグロブリンは(多くは2型?)、シェーグレンによる炎症、臓器障害がたまたまポリクローナルなIgGとモノクローナルなIgM産生を促進しているという単純な理解でよいのでしょうか?とするならば、この場合のクリオグロブリンはシェーグレンの活動性を抑制する治療という事になるのでしょうか?あるいは、基礎疾患に関係なくクリオグロブリンによる臓器障害の重症度によってステロイドあるいは免疫抑制剤を行くべきなのでしょうか?
またポリクローナルな免疫グロブリン産生は、免疫電気泳動IEPで、必ず検出されるものなのでしょうか?例えば、血清IgM380程度の上昇で、 IEPにIgMの変形が現れた場合(κもλも同定されてなくても)これを病因としての免疫グロブリンが検出されたと言えるのでしょうか?尿中BJ蛋白は陰性です。免疫固定法は未実施です。
長々とすいませんが、どなたかコメント頂ければ幸いです。