秘密警察とは文字通り『秘密裏』に活動する警察の事です。
刑事ドラマの刑事のように警察手帳を見せて「警察の者ですが」なんて事はしません。
逆に警察官であることを隠します。
いわゆる「潜入捜査」専門の警察です。
どこに潜入するかと言えば、反国家的、反政権的な活動をする集団です。
泥棒とか殺人犯とかじゃなくて、国やその政権に不利益な活動をする、しそうなグループor個人に身分を隠して潜入ｏｒ近づき、その動向を監視します。
そして、大体のグループの活動内容や参加する人員が分かったら、一網打尽に逮捕します。
んでっ最大の特徴は、何しろ『秘密』ですから普通の犯罪者のように逮捕、起訴、裁判なんてしないんですよ。
『秘密裏に処分』します。要するに裁判無しで殺しちゃうｏｒそういった連中専門の収容所に放り込む。
特別警察→日本の特高（特別高等警察）ですよね。
まぁ、大体似たようなもんですが、こっちの方は『秘密裏』じゃなくて、堂々と『強権』を振りかざして活動していました。
怪しいと思った人間は確実な証拠とか逮捕状無しで片っ端から踏み込んでとっ捕まえていました。
それを許されていた特別な警察、普通の警察よりはるかに権限と地位が高かった高等な警察でした。
隣組はどちらかと言えば「ご近所同士を親密に助け合いさせる」のが目的。
ただしこれは『住民同士の相互監視』も兼ねていました。
ご近所におかしな奴がいたら、すぐに分かるようにしたのですよ。
