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あなたの好きな詩を教えて下さい

あなたの好きな詩を教えて下さい。 一部でも構いません。 一部の場合の例を挙げますと、 「おのれのあたまの壊れる不安に脅かされ、 もうじき駄目になると思う悲に 智恵子は身のまわりの始末をした。 七年の狂気は死んで終わった。」 (高村光太郎『梅酒』) こんな具合でしょうか? 余力のおありの方は「全篇」でおおいに結構でございます。 皆様のお好きな詩が知りたいな~。 宜しくお願い申し上げます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • toast5
  • ベストアンサー率37% (239/638)
回答No.6

> どなたの作で > 題名は そのあたりはググればすぐにわかると思いますが、 敢えてググらないという選択もいいと思います。 人によるでしょうが個人的には、詩って、 全体よりも抜き書きに感動することが多いです。 「北ドビナ川の流れはコトラスの市からスコナ川となり 史実のうすまった方位にその訛をたかめている」 「おおいなる受動の平原、オルドスへ。 まよこから、動輪の紅い配色をうけて黄いろくまきとられる風は、 いつしかこの国のあたらしい筋肉にまぶされるのだ」 「青野季吉は一九五八年五月、このモルダビアの水の駅を発った。 その朝も彼は詩人ではなかった。沈むこの邦国を背に、 思わず彼を紀念したものは、茜色の寒さではなく」 「つめたいけんばんにかゆい指をうずめる。 音などはきかない。ただ指はしずむ。ザグレブ。ザグレブの砂地」 これらはモンゴルにもロシアにも全く行ったことのない二十歳そこそこの若者が、 地図と妄想だけを根拠に堂々と書いた詩句です。意味は、ほとんど、ない。 信じられませんね。女を触ったことも見たこともない者が 女についての意味ありげな詩を書くようなものです。堂々と。 「湘南の暗い水からぬけてきたきみの、ぬれてまたすこしおもみをました胸を、 ふるえる手でそっとまとめる。そこがわたしの最初の岸だ。 活塞のすきまを撚れながら、すずしい風が通る。肉はこの向きで夏を消す」

suzuki-auto2216
質問者

お礼

恐らく、#5さんの再びのご回答でしょうか。 「敢えてググらない選択」を私は採用したく存じます。 もはや、私が長ったらしくお礼を申しますより、 態度で示させて頂いた方が賢明かと。 ありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • toast5
  • ベストアンサー率37% (239/638)
回答No.5

国境、この美しいことばにみとれて、いつも双つの国は生まれた。 二色の果皮をむきつづけ、錆びる水にむきつづけ、 わたしたちはどこまでも復員する。やわらかな肱を輓いて

suzuki-auto2216
質問者

お礼

素晴らしいです! 確かに私めが求めました「詩」ですね! あまりの感動に「どなたの作で」「題名は何でしょうか?」 とお尋ねしたくなります。 背景をもお尋ねしたくなる、魅力あるご回答でした。 ありがとうございました。

  • mota_miho
  • ベストアンサー率16% (396/2453)
回答No.4

美しき星座の下眠りゆくグレコの唄を聴くは幻  (作:公田耕一 氏) いわゆるホームレス歌人の公田耕一氏の作品です。この短歌は、フランスの新聞「ル・モンド」でも紹介されたことがあります。  

suzuki-auto2216
質問者

お礼

公田耕一氏。 無知な私はお名前を存じ上げませんでしたが こういう生き方も有る筈と私めは独り言ちました。 氏の生き様が紡ぐメロディ! 私の心を抉るような、問いかけていらっしゃる様な一句でした。私には。 「ル・モンド」は私でさえも名前だけは存じております。有名紙ですよね? 私の見解は無視をして頂きまして ご解答を感謝申し上げます。

  • alterd1953
  • ベストアンサー率20% (239/1173)
回答No.3

ちょっと多くなりますが挙げさせて頂きます。 箴言か詩か分からないものもありますし なかには表現や順番が怪しいのもありますが悪しからず。 「一粒の砂に世界を見て 手のひらに無限を掴み  一瞬に永遠を感じ 野の花に天国を見る」ウィリアム・ブレイク 「白髪は死の花にして その咲くや心の火は消え   血は氷にならんとす」 「星は輝き 大地はよい匂いに満ち  菜園の扉が軋み 歩みは軽く砂地を掠める」トスカより 「ものの芽のあらわれ出でし大事かな」虚子 「春もやゝ けしきとゝのふ 月と梅」芭蕉 「進む者は別れなければならない」ワーズワース 「悔ゆるなき いのち生きなむと思うかな また値い難きこれの世にして」 「駈けてきて ふいにとまれば われをこえて   ゆく風たちの 時を呼ぶこえ」寺山修司 「われ亡くて 山べのさくら 咲きにけり」森 澄雄 「紫陽花の風にも告げで色変うる」  「一頭の牛が近づく春の闇」呉龍 「ほんとうに出会った者に別れはこない」谷川俊太郎 「愛されずして沖遠く泳ぐなり」藤田湘子 「山路来て何やらゆかしすみれ草」芭蕉 「汝の立つ処を深く掘れ そこから泉が湧くであろう」ニーチェ 「昼の雲 夜の星を大切にする」 「高圧線の幾すじ 凍れる国に絃を張る  音楽圏の北の涯て」トランストロンメル 「子供は大人の父である」ワーズワース 「冬菊のまとふはおのがひかりのみ」水原秋桜子 「眼をとじてみたまえ その時きみに見えるもの  きみのものはそれだ」  

suzuki-auto2216
質問者

お礼

「ちょっと多く」大歓迎でございます! 「箴言」も「詩」も短歌も俳句もウェルカムですよ。 (因みに私なぞは、ポップス等を1番と2番の歌詞を、ごちゃまぜにして歌っている者でありますから、ご回答者さまの「伝われ!」とのお気持ち 分るつもりでおります。ただ私めは若年性の呆けですが) ワーズワースと谷俊を比較するだけでも、とても学ばされます。 出典をお書きになられていないものも「我が意を得たり」と私が感ずるところもありまして、心に刻んでおきたいなと感銘を受けました。 感動こそが私が真実に求めているものだと教わった気が致します。 ありがとうございました。

  • kyo-mogu
  • ベストアンサー率22% (3398/15358)
回答No.2

 宮澤賢治 春と修羅  わたしは一人の修羅なのだ。  ラジオから聞こえてきた時、衝撃が来たほどです。 それまで宮澤賢治作品には興味がなかったです。銀河鉄道の夜ですら。しかし、この言葉が聞こえてきたとき、目覚めてしまって宮澤賢治作品に興味を持ちました。  星めぐりの歌も好きですね。  それと、何度も読むことで、その時どきの年代や環境など含めて違って見えて来るのも面白いですね。  宮澤賢治以外だとにほんごであそぼで出てきた作品ぐらいしかしらないなぁっと。

suzuki-auto2216
質問者

お礼

「わたしは一人の修羅なのだ」 賢治に「興味がなかった」ご回答者様を振り向かせた、その言葉。 詩にはそういった力があるものだと私めも感じます。 「年代や環境」を知った後に見方が変わるのも面白いなぁと私も思います。 稲妻が走ったような衝撃を覚えられたこと。それをお伝えくださり、 この質問をして良かったと改めて思いました。 ありがとうございました。

  • gusin
  • ベストアンサー率10% (46/423)
回答No.1

高村こうたろうの「智恵子抄」が大好きです。

suzuki-auto2216
質問者

お礼

智恵子抄はご回答者様の仰る通り、涙無くしては読めない名作集ですね。 報われない生涯を送った様な智恵子と栄光を掴んだ筈であろう夫、光太郎の2人の苦悩の叫びが悲しくはありますが、良く伝わってきて私も大好きです。 智恵子なくしてあの作品群は恐らく無かったと私は考えますが如何でしょうか。 しんがりのご回答をありがとうございました!

suzuki-auto2216
質問者

補足

私の説明不足を陳謝申し上げなければなりません。 ご回答者様の補足部分をお借りして誠に恐縮でございますが、 後に続く方の為に少々述べますと、よりミクロ的なご回答 ですと、より有り難かったです。 例えばですと、『鯰』で「檜の木端は私の眷族 智恵子は貧に驚かない」とでも記しましょうか? 最初のご回答者様には、殊に敬意を払いますのが、私のスタイルです。お礼申し上げますと共に、誹謗中傷の類の補足ではございません事をご賢察頂ければ幸いに存じます。 お気を悪くされませんことをお祈りしつつ。 このサイトでは複数回答が可能らしいですね? しばらく受付しますので、もしよろしかったら、またお訪ね下さいませ。ありがとうございました。