ちなみに。
「母体の保護」には、母親のその後の生活の安定なども含まれています。
よって、親の精神的未成熟や、経済的な問題による堕胎も、母体の保護に含まれます。
また、父親のない妻が孤独な刑罰を科せられたり、罰すべき父親を探すために無駄に税金が使われたり、または探し当てても実は冤罪だった、なんてこともあえてしまいます。
それに、堕胎罪を全面的に推進した世界では、レイプされて妊娠した女性が、子供をおろしたために罰せられて一生を棒に振る、なんてことが普通に起こります。(もちろんそれは tauhon さんの望むところではないでしょうが、しかし、「堕胎罪を推進する」とはそういうことなんです)
現在の判例では、「堕胎は殺人だが、どうしても男女平等というわけにはいかないし、または親の人権を損ねる状況においてはやむをえない」という態度をとっています。
ちなみに、ケースによっては、堕胎によって殺人罪が認定されることはあります。(もう随分前に、ニュースでありました。そのときに「堕胎は殺人」という判決が下され、有罪になったんじゃなかったでしたっけ)
お礼
回答ありがとうございます。 堕胎で殺人罪が認定されたことがあるとは知りませんでした。 こうした回答があっただけでも質問した意味があります。