ローン(一般融資含めて)が通らない原因と考えられるものは以下です。
(1)まず、申込者の属性。連帯保証人がいる場合は、その人物も含めて。
反社会的(金融庁用語で”反社”)な人物、また疑わしい人物ではないか、銀行はスクリーニングをします。ここで引っかかれば、即お断りとなります。銀行が、「総合的に判断して採り上げできません」と断るケースです。
(2)借入資格
申込者の年齢、定職に就き一定の収入があるか、完済時年齢が規定に収まるか、個人信用情報に問題(事故歴)がないか等
(3)資金使途が問題ないか
住宅ローン、オートローンのように使い道が明確であるか。資金使途自由と謳っていても、使い道が好ましくなければ断ります。例えば、ギャンブルとか、風俗営業に関わるものとか、公序良俗に反するもの等。
(4)債務償還能力に懸念がないか
ローンの場合であれば、返済比率が一定基準を超えていないか。
(5)担保に問題がないか
用途地域制限のあるエリアではないか、地益権等制限があるものが付着していないか、権利関係に支障がないか、担保評価が確りできる物件か(袋地の物件や公道に接していない、間口が極端に狭い等)、担保評価に掛け目を入れて貸出金額をカバーできるのか等。
(6)銀行にメリットがあるか
銀行も株式会社ですから、営利を目的としています。リスク対比儲からない、採算に合わないものは採り上げません。
(2)~(6)に抵触してお断りする場合は、明確に事由を説明します。属性の場合は、はっきり言いません。察してくださいということです。