単純なところでは筋肉痛ですね。これは筋肉の酷使によって筋繊維が部分的に断裂などして、また、断裂まで行かなくても細胞が壊れるなどして炎症を起こしてしまい、それによって神経が刺激されることで痛む、という痛みです。
同じ様に組織が破壊されることで発生する痛みとしては、動脈乖離や、血種が生じることによる神経圧迫などに起因して痛むこともあります。
椎間板が破れることで椎間板の中の髄核が飛び出して神経を圧迫する椎間板ヘルニアなども腰痛の代表的な原因の一つとなっています。しかし、ヘルニアが認められても腰痛を感じない人もいるのがこの症状をややこしくしています。
また、椎間関節部に組織が挟まる事で生じる痛みというものも存在します。
更に筋肉の収縮、弛緩を司るセンサーの誤作動による筋肉の引き攣れによる痛みというものもあります。これらは俗に言うぎっくり腰の原因ではないかとされている症状です。
椎間関節部が折れてしまうことを脊椎分離症、折れた上にずれてしまったら脊椎分離・すべり症、と呼ばれる症状で、これで痛みを生じる事もあります。これらについても明らかにそうなっているにも関らず痛みを感じないことがあるので腰痛というのは何とも不思議なものです。
更に、腰部の組織が加齢変性することで、脊柱の中の空洞部が狭くなることで神経や血管が圧迫される脊柱管狭窄症と呼ばれる症状もあります。
また、身体には石灰化と呼ばれる石灰分の沈着が生じることがあるのですが、こういった石灰分が脊椎から出てくる神経線維周辺に付着して圧迫する事で腰部に痛みが生じる、ということもあります。
腰痛が長期間に及ぶと、脊椎のふちに棘状の骨が育つことがあります。これを骨棘と呼ぶのですが、これが脊椎周辺の組織を刺激する事で生じる痛みというのもあります。
更に、腰部に存在する臓器から生じる痛みを腰痛として現れることがあります。
代表的なところでは腎臓の炎症である腎盂腎炎などがその類です。
また、腎臓関係では腎臓内に生じた結石が尿管に詰まることで痛む事も間々あります。
そうそう、腰椎に悪性腫瘍が転移して痛む、というパターンもありますね。
その他原因不明の腰痛というものも数多くあり、そういったものは精神的なストレス、特に怒りの感情を溜め込んだことにより、脳が腰痛を作り出していることに起因するものが大半であるという報告も成されていたりします。
その他、心臓で発生した血栓による塞栓症によるものなど、書ききれないほどのことが原因となって腰痛が生じます。
以上、半分知ったかぶりで適当に書いていますので正確なところは改めて調べてみて下さい。
補足
姿勢を正して立った状態のまましばらくそのままでいるだけでも変わってくるのかと思いましたがどうでしょうか