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猫の膀胱炎とは?病院での治療や注意点について
- 5歳の雑種猫が膀胱炎の症状で病院に通院しています。抗生剤の副作用によりカンジタになる可能性もあるため注意が必要です。採尿ができない状況が続いており、ストレスや体重増加が原因かもしれません。
- 病院からは抗生剤とカンジタの治療薬を変えるように指示がありました。しかし、お尻を拭いていた際に血がついてしまったため、再び病院に相談することになりました。食事は基本的にドライフードのみで、他の食べ物を食べないことがあります。
- 30年間猫を飼ってきましたが、このようなケースは初めてです。病気の症状に心を痛めながら、猫とのコミュニケーションの難しさを感じています。
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1番回答者さんの仰るロイカナについて補足です。 獣医師により言うことは変わりますが、尿路疾患の治った猫、もしくは健康な猫に予防として療法食を与えることはお勧めできません。 まずphコントロールは、尿路結石の療法食です。 ロイカナphコントロールにはゼロ、1、2があって、違いは結石を溶かす早さと強さです。 一番強力なのがゼロ。とにかく早く結石を溶かさなければならない子はゼロを、症状が落ち着いて様子を見る予防の段階の子であれば1→2、と変えていけば良いとされています。 ちなみに、ヒルズのs/dがロイカナのゼロと同じ目的です。 2に関しては、ph値がゼロや1よりも少し高めになるようになっています。 1…目標とする尿phを弱酸性尿(ph5.8~6.2)にする。 2…目標とする尿phを弱酸性尿(ph6.0~6.5)にする。 尿のphの平常値は6,2~6,6です。 ストラバイト結石対策が進んだアメリカでは、シュウ酸カルシウム型の結石が皮肉にも急増しています。 (健康な猫にストラバイト療法食を与えた結果です。カルシウム型結石は療法食では治らず手術になります。) 尿結石が治ったら、良質な通常食に戻すのが望ましいです。 phチェッカー、これは通販で買えますので、こまめにチェックしながら与えるのが安全です。 ただし療法食で結晶が消えたのに再発したら…尿中の結晶が消えているだけで、膀胱内に溶けきれない結晶が残っている可能性他(※)が考えられます。 ※:コップの水に食塩を溶かしていくと、あるところで全く溶けなくなるという現象がありますがこれを「過飽和」と言います。 同様に、尿中にストラバイト結晶の「素」が入っていれば、膀胱内に溶け残っている結晶は、phが低くても一定以上は溶けません。 要するに「尿中に無くとも膀胱内に溶け残っているケースはある」訳なので、その場合は処方食/維持食をやめればすぐに再発します。 膀胱炎でなく尿結石の話でしたが、雌にも尿結石はあるので、ご注意ください。 猫ちゃんが特定の餌しか食べないとのこと、以下の下部尿路疾患療法食もチェックなさってみてください。 フォルツァ10(フォルツァディエチ)ウリナリーアクティブ、スペシフィックFSD/FSW、アニモンダ インテグラプロテクトpHバランス、ロイカナのベテリナリーダイエット pHコントロール、ビルバック ミネラルコントロール、カントリーロード プレシャスサポート F.L.U.T.Dケア、 フォルツァ10とアニモンダは確かウェットも出ていたと思います。全て楽天などで購入できます。食いつきがいいと言われるのは、猫ちゃんにもよりますがアニモンダやフォルツァ10などですね。 それと、こちらもご覧ください。 猫-太った猫が食べなくなる http://www.p-well.com/health/clinic/cat/cat-hutoneko.html
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- Sauce2000
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血尿は飼育者さんのせいではないので、そこは気に病まないでください。 ちょっと説明が飛んだり長引きますが、お付き合いください。 まずカンジダ、これは人と同じく、免疫力が落ちた場合や、抗菌薬の投与が続いて他の細菌が死滅し、カンジダ・アルビカンスを代表とするカンジダ属の真菌だけが生き残ると (これを、菌交代症といいます。) カンジダが異常に増殖し、炎症を起こします。 そして、膀胱や肺、腎臓、肝臓にも感染が広がることがあります。 これは、真菌の菌糸を検出して診断します。治療は各種抗真菌薬、予防は飼育環境の衛生、また抗菌薬の長期投与を避けることとなります。 次に膀胱炎について。猫において、いくつか見られる下部尿路(膀胱や尿道)の疾患を、まとめて猫泌尿器症候群、また、臨床の現場では、単に膀胱炎とも呼びます。 (今回これですね。) 単一の原因より、複合的原因が絡み合っていまして、 ・猫が元々水分摂取量が少なく、濃い尿を産生する動物である。 ・飼育環境のストレス ・食事内容や季節変動に伴う飲水量の低下、肥満 ・ある種のウィルス感染や非感染性の間質性膀胱炎 といった誘発因子、危険因子が考えられます。 症状は、程度は様々ですが、 ・血尿 (尿が何となく赤い、血尿が間欠的にしかみられない、陰茎や陰部にわずかに血のようなものが付着など。) ・排尿困難 (トイレで通常より長い時間排尿姿勢をとる。少量、あるいは全く排泄されていない。膀胱内に尿が溜まっていない場合は、炎症刺激に伴う残尿感によるもの。尿が充満している場合は、尿道閉塞の可能性が高く、危険な状態。ただし尿道閉塞は雄に多いです。) ・尿淋滴 (にょうりんてき:トイレ以外の場所に数滴ずつ尿を漏らすこと。排尿痛があると、排尿姿勢をとりながら鳴いたり陰部を舐めたり、時に噛んで自ら傷つけます。) (これらの症状に続いて、元気消失や食欲不振、嘔吐などが見られる時は、尿道閉塞による腎不全を起こしている可能性が極めて高く、緊急受診が生死の分かれ目となります。) お宅の猫ちゃんは、緊急性がないと思われるので、 (尿道閉塞でない) 治療として、病院によって若干変わると思いますが、 身体検査、病勢に応じて尿検査、超音波検査、エックス線検査となるでしょう。 その結果、外傷や尿石、尿路感染などの発生頻度の高い疾患を示す所見が見られない場合、突発性下部尿路疾患(原因が明確に特定できない、猫に特有の疾患群)と暫定診断、 内科療法、食餌療法、飼育環境ストレス除去などの開始になります。 (ただし、実際には、この病気と尿石症や尿路感染を明確に鑑別することは難しく、また二次的に尿石症や尿路感染を合併することがあるので、治療は共通したものになります。) ・内科療法…抗生物質や止血薬、抗炎症薬、尿酸性化薬など。 ・食餌療法…療法食。ヒルズのc/dなど。 尿を希釈するために水分摂取量を増加させることも必要で、水分含有量の多い缶詰タイプの療法食の併用が望ましいです。 (獣医師に訊ねてください。) ご自宅での採尿が難しいとのことですが、トイレ内に大きくて清潔なトレイなどを置いてオシッコしてもらう、もしくは排尿姿勢をとったらお玉などを素早く股間に差し込んでキャッチできますか? (オシッコ始めたら、差し込んでも逃げません。) これで成功したら、清潔なジップロックなどに入れて、30分以内に尿検査を受けてください。 無理な場合は、膀胱穿刺(ぼうこうせんし)や導尿という方法になります。 圧迫排尿や自宅での採尿に比べて外生殖器や尿道の影響を受け難く、身体の表面にある異物が混入し難いというメリットがあります。 (膀胱穿刺だと尿に混入する細菌数は10~100分の1になります) なので尿検査に最も適した採尿法ですが、身体に針を刺すので飼い主さんに嫌がられることもありそこが難しいところです。 何らかの疾病を抱えて出血する傾向の強い猫など、中には膀胱穿刺が禁忌となる猫もいますので、そこは確認する必要があります。 以下もご覧ください。 http://vet.novartis.jp/m_sainyo/sainyo001/index.html 症状が改善しない、再発を繰り返す場合は、他の原因、例えば体の構造上の異常や腫瘍、代謝性疾患などがないか、詳細な検討を行う必要があります。 駆け足の説明で恐縮ですが、何かありましたらお知らせください。
- tankochan
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私は12匹の愛猫と生活しています。多々その様な状態になりますが、基本ロイヤルカナンのPHコントロールで完治します。おかしいな?と気づいたときはフードの0を1週間くらい、あとは2で様子見して、だいたいこれでOKですね。定期的に2を食べさせ膀胱炎を防いでいます。獣医さんもPHだけでいいとおっしゃります(状態の悪い子は病院に行きそれなりの処置は必要ですが)。ロイヤルカナンのPHシリーズは少し塩分が入っておりますので水をたくさん飲みます。それで菌を出します。後、水をたくさん置いたり、高さを変えたりと工夫して下さい。他のフードは食べない子でもこれは美味しいのか食べてくれますよ。 ロイヤルカナンPHコントロールは0→1→2と順番があり、ストラバイトを溶かすはたらきの大きな順です。お大事になさって下さい。
お礼
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。 この質問後に引っ越しがありまして・・・ 早速この回答頂いて通販でPH0を購入しました。 お陰で今ではすっかり良くなりました。 元々便秘でもありましたので 水を飲む代わりに便秘が治りました。 ありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。 この質問後に引っ越しがありまして・・・ 駆け足説明ではありません、具体的な回答頂きまして とても解りやすく助かりました。 その後のエコーで結石とわかりました。 この猫は度々なる体質らしいので食事療法していこうと思います。 ご丁寧に回答して下さいましてありがとうございました。