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高校の英語・ライティングはどんな授業ですか
娘が通学している私立高校では、ライティングの授業では自分で英語の文書を作成し外人の先生に添削してもらい、それを暗記して決められた時間内にスピーチすると言うカリキュラムを行っています。そのやり方で英語力がつくのか疑問に感じています。他の高校では、ライティングの授業はどのような内容でどのように進められているのか教えてください。
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元塾講師です。 他の高校の事情を生徒から聞いた経験から回答いたします。 結論から書くとお子さんの通われている学校の方法は「優秀な生徒にとっては最適な環境」といえます。そもそも多くの学校で英語ネイティブがいない状況で授業をしています。公立の英語の先生等は教育学部で留学経験もない人でもなれてしまうので、生徒には本物のを英語を触れずに学校教育が終わるのが大半です。そうした部分だけでも他の学校と比べると恵まれています。また進学校等に多いのが「○○すると試験に受かる」といった「試験に受かる方法」の伝授や、教師から言われた内容を覚えていく受け身の授業が多いです。お子さんの学校ではまず、生徒が発信しその訂正をする形で授業が行われているようで、「自分の考え方や書き方が合っているか」を逐一確認してもらえますし、自発性も養えます。 国立の記述試験等を見ると分かりますが、こうした自発性・考える力がないと全然歯が立たない入試問題は増加しています。今までのような知識をとにかく持ったもん勝ちではなくなりつつあります。そのような学校の志望者にとっては学校でそれをやってくれるのはありがたいことです。通常、そうした対策はあまりなく、あっても通常の講義より高いからです(手間がかかるため、逆に書くと、それだけのことを学校がやっていてくれることにもなります)。また、暗記して覚えるのも英語の文法や構文を覚えるのにも効果があります。ドラゴン桜という漫画にもありますが、文章を暗記することで(感覚的な部分での)正しい英語を身につけます。外国人が話していると「少し変な日本語だ」と日本人であれば感覚的に分かるそれを英語で身につけてもらう方法です。将来的に有意義であるのはもちろん、入試でも役に立ちます(間違った選択肢を除外しやすくなります)。 多くの学校では先に挙げた「先生が書いた内容を理解しておしまい」がほとんどです。その内容を踏まえて生徒が独自の内容のものを書いて先生が添削することはあまりありません。特に公立学校では教師は生徒の大学合格に関心がないために(給与が変わらないからです)、いかに手を抜き上(教頭などや、保護者⇒PTA⇒教育委員会)からクレームが来ないかを考えているので、わざわざ手間がかかりリターンがない添削などはしないようにしているのです。生徒としては、その方法が大学受験で通用しないかを知るのは受験後になり、訴えても改善されるのは後輩の指導だけで自分には何ら変化しないので訴えることもしません。そうして教師の指導力は弱体化していき、まずいと感じる少数の生徒が塾にきます。 受験実績で学校のブランドを上げることが主目的だとしても、お子さんにとってはいい環境だと思います。 ご参考までに。
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自分で内容を考えた「自由作文」をしているように読めます。それにネイティヴが添削をしてスピーチを聴いているなら,最高だと思いますね。プロの研究者が,学術論文を書いたり学会発表したりするときとおなじことをしています。高い授業料をとる私立高校でなければ,できないことじゃないですか。 「つぎの和文を英訳せよ」という形式の英作文なら,正解つきの指導書(教師しか入手できない)さえもっていれば,日本人教師にだって教えられます。それでも一定水準には達しますが,「いかにも英文らしい英文」は書けるようにはなりません。 他の高校の授業内容がどうかは知りません。