- ベストアンサー
地下鉄の24時間化についてです。
東京の猪瀬都知事が地下鉄の24時間化は構造上無理だが都バスの24時間化は可能であると発言したそうです。何故バスは24時間運営が可能なのに、地下鉄は無理なんでしょうか?構造上とはどういうことでしょうか?何卒宜しくお願いします。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。 電車運転士をしております。 理由として、 ○保線作業の時間が取れなくなる ⇒故障する前に事前に修繕するのが鉄道の安全確保の基本なのですが、保線作業が出来ない事はその基本が守れない。ひいては安全確保に問題がある。 ○ニューヨークの地下鉄は4線なので、2線休ませて保線作業する事で24時間営業する事が可能ですが、日本の地下鉄の多数は2線の複線。 ⇒単線で交互での運転すれば確かに問題は解決できますが、逆に言うと単線で北行南行線を交互で走らせるやり方では、運行本数が少なくなってしまいます。本数が少なくて利便性が下がるのに本当に24時間営業が必要なのかという問題。 ○深夜の時間帯。確かに運行すれば便利なのですが、果たして1列車走らせるほどの旅客が居るのかという問題(需要の問題) ⇒都営浅草線でラッシュ時の1列車で2000人ほど、座席に座れるほどの混雑率で700人弱。果たしてそれほどの旅客が深夜に居るのかという問題になります。逆に言うと都知事が「バスならば可能」という発言も、ココから来ます。バスは1台の定員が電車より少なく、ドライバーも一人のワンマン運転。鉄道は乗務員以外にも駅係員や司令など必要であり、バスの方が人が少なくて済むのです。 ○従事員には労働基準法に基づき、深夜増務の手当てが付きます。 ⇒日中以上に人件費が掛かります。 日中以上に収入が見込めず、 保線作業も出来ず(安全確保が難しくなる)、 人件費も掛かる。 更には、会社勤めの方からすれば、 24時間営業によって深夜も働かされるより、もっと早い時間に仕事が終わり帰宅できるような毎日の方が、身体にも家庭でも良いと思うのです。 今までは終電を理由に帰宅できていたのが、24時間営業によってその口実は使えなくなります。 もっと会社にこき使われる生活になるのです。 そして、動かす側も問題があるのに。 果たして、この政策は人々に幸福をもたらすのでしょうか? それが、猪瀬都知事のコメントにも繋がるのです。
その他の回答 (6)
- mrkato
- ベストアンサー率47% (1008/2121)
東京都、都内地下鉄路線図、GIFの横短冊状に切って貼り合わせ 大判ページ(同じく)のリンクあり。画像を持ち歩くには編集必要 http://www.metro.tokyo.jp/SUB/SUBWAY/ 東京メトロの路線図 パソコン版フラッシュ拡大表示、多種類のPDF配布あり http://www.tokyometro.jp/station/index.html スマートフォン版PDF分散タイプの配布 http://www.tokyometro.jp/sp/stationmap/ 東京の地下鉄は多くが両端で相互乗り入れを行います。 係わる会社が24時間に対応するダイヤ改訂をして一体で行う負担は大きいです。 一部記憶違いがありますが、直通する駅自体が他社所有や乗り入れ受けている という形なので、PASMO改札の貸借や勤務増加という不便も起きます。 東京メトロ銀座線、丸の内線の「パンタグラフがない設計」の路線と 東京都交通局の大江戸線(ミニサイズのリニアモーター動力)は専用ですが 直通の有る路線は、下記のように覚えています 都営交通の浅草線(押上スカイツリー前は京成線の所有、 泉岳寺新幹線品川ホーム前-品川駅直通の分岐トンネルは京浜急行所有)、 三田線(目黒直通が封鎖なら三田折り返しか往復、高島平車両基地側は自前) 新宿線(笹塚は京王、車両基地側から本八幡地下線まで自前) 東京メトロの日比谷線(北千住は東武線、中目黒は東急線のホームと改札口) 東西線(中野はJRの駅、西船橋は東葉高速鉄道のみを包括の自前改札) 千代田線(代々木上原は小田急、綾瀬駅は車両基地に継がるのにJR直通設計) 有楽町線(新木場は自前、新線の池袋-地下鉄成増から上がる和光市が東武東上線) 半蔵門線(渋谷地下の横向きの駅は東急、押上スカイツリー前は自前だが直通設計) 南北線(赤羽岩淵は埼玉高速鉄道を包括、白金高輪-目黒は三田線と同じトンネル) 副都心線(新線池袋からは有楽町線に同じ、渋谷地下の縦向きの駅は東急)
お礼
コメントご苦労様です。 詳細な説明本当に感謝します。 そうですよね、これだけ多くの路線があれば無理というのは理解できます。 それにしても凄い知識ですね。尊敬以外ありません。 本当にありがとうございました。
- srafp
- ベストアンサー率56% (2185/3855)
1 線路の保守点検のためには、送電を止めなければならない[少なくとも保守している区間] 2 仮に保線用の専用車両が自動で行うとしても、トンネル上部にある碍子(ガイシ)のチェックを考えると、低速運行となる。 3 1および2に挙げた理由から、24時間運行を実施するためには ・複々線化した後、日替わり若しくは時間をずらして点検する方式が有効と考えている ・複々線化するためには予算が必要 ・それ以前に、京急と接続している都営浅草線は大深度法が適用されるほど深い所を通っていない(筈)ので、地権者の承諾[地代を支払わなければ為らない]が必要。 ・更に、ビルの「地下階」「基礎(杭)」や「ビル構造上の重要な部分」が存在して居る場所は複々線化の為に承諾を得ようとする場所には適さないので、それらを避けた形で新たに路線を作り直す事も必要かも。 ※本日の日本経済新聞WEB版から一部転載。 現状では安全な運行の確保を徹底するため、深夜は送電を止めて線路を日々点検している。本格的な終日運行には「ニューヨーク市地下鉄のように線路を複々線化しないと厳しい」(都交通局)との声もある。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1505J_V10C13A4MM8000/?dg=1
お礼
コメントお世話様です。 詳細な説明に本当に感謝します。 そうですよね点検、考えてみれば質問する自分も肝心なことを忘れていたような感じがします。 あなたの説明を見る限り24時間はまず無理ですね。理解しました。 コメント本当にありがとうございました。
- RTO
- ベストアンサー率21% (1650/7787)
設備の点検保守の時間が必要だからです バスなら「道路工事があるなら迂回するか、車線を変更する」だけで済みますが。
お礼
コメントお世話様です。 そうですね、点検が必要なんですよね。 理解しました 本当にありがとうございました。
- osakajapan2001
- ベストアンサー率16% (236/1442)
私の記憶が正しければ 東京の山手線はその昔24時間運行だったと思いますが ※不安な回答ですが 電車や列車は点検の為に大規模な設備と共に時間もかかります バスならば道を走行しない時に点検整備できますが電車は無理でしょう ※又地下鉄ですので不慮の事故も想定されます 以前東京の地下鉄が事故をした時の事もあり 実施には困難が伴うでしょうかね ※都市基盤の最たるものが移動手段ですので 積極的に考えれば東京の利便性は格段に向上するでしょう
お礼
コメントお世話様です。 詳細な説明本当に感謝します。 点検が理由ということは理解しました 最後の文面 「※都市基盤の最たるものが移動手段ですので 積極的に考えれば東京の利便性は格段に向上するでしょう」 これはこれからも頭の中に入れておきます。 本当にありがとうございました。
- mt 4689(@mt4689)
- ベストアンサー率10% (14/136)
地下鉄を24時間化すると、ホームレスなどのたまり場を作りやすくするから。バスならしょせん、路上だから。
お礼
コメントお世話様です。 まぁ時期でしょうね、冬場なんかはあなたのおっしゃる通りでしょうけどね。 ありがとうございました。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
地下鉄は、夜間の運行が無い時間帯に線路などの整備・点検を行っています。 もし、24時間化すると、この保守点検の時間が確保できないことになります。 バスの場合は、線路等の整備・点検にあたるものがなく、車両のみの点検でいいから24時間化できるのでしょう。
お礼
コメントお世話様です。 整備と点検となれば仕方がないですね。 出来れば24時間と思って質問したのですが・・・ まぁでもバスは24時間可能というのであれば、それを楽しみにする事にします。 知識を提供していただきありがどうございました
お礼
コメントお世話様です。 本業の方ですか。ありがとうございます。 詳細な説明感謝します 深夜運営しても、お客が集まるかといえば、疑問が残るのは当たり前ですものね。コストもかかるという理由もわかります。 何から何までこのコメントは質問した自分にとって、重要な事柄ばかりです。大変実りのあるものです。 IE9のお気に入りに入れ忘れないようにしておきます。 本当にありがとうございました。