サッカー日本代表のゴールキーパーについて

質問

ここ数年、代表戦は欠かさず見ていますが、Jリーグのことは詳しくない「にわかサッカーファン」です。
サッカーに詳しい方に教えていただきたいのですが、代表のゴールキーパーには毎回３人召集されるようですが、そこにいつも「権田」選手の名前が入っています。
私の印象では、オリンピックの日韓戦でのぶざまなキーパーぶりが強烈で、忘れられません。
試合後のインタビューも白々しく、以前の試合でミスをした選手に凄い形相でパンチをくれていた彼の姿と、まったく整合性がとれません。他人に厳しく、自分に甘い、ということでしょうか。

お尋ねしたいのは、彼が日本代表の３人に「常に入るほどの選手なのかどうか」ということです。
サッカーのことは詳しくありませんので、詳しい方の解説をお願いします。

回答No.2

noname#184449 · ベストアンサー

サッカー好きです。

まぁ、「●●は代表レベルじゃない！」「何で●●が選ばれないんだ！」等々の意見が出るのはサッカーの代表がある国では常ですから、貴方のご意見も当然理解できます。

で、彼の「日本代表第３ＧＫ」というポジションが妥当かどうか？ですが、私は妥当だと思います。

理由ですが・・・

そもそも代表チームは「日本で一番上手い選手の集まり」ではありません。
日本代表のメンバーは日本代表監督が自分の戦術を具現化する為の選手の集まりなのです。

代表的な例が闘莉王です。
客観的に見て、どう考えてもＪリーグの中でもトップのＤＦである事は明白。
しかし、ここ２年以上選出されていません。

本当の理由はザッケローニ監督しか分りませんが、私が勝手に予想するに

●年齢（本大会では３２歳）
●ケガが多い（現在も故障離脱中）
●強靭なメンタルは裏を返すと「人の話を聞かない」という事に繋がる
（過去にもチームメイト、歴代の監督と衝突あり）

というような理由かなぁと。

その他にも広島の佐藤寿人もリーグ得点王にもかかわらず使われない。（招集はあり）
これはザックの戦術が１トップを採用しているのと、その１トップに求められるタスク（ポストプレー、第一ＤＦ、スペース作り、ハイボールへの対応）と寿人のスタイルが合わないから。

このように、日本代表に召集されるかどうかは必ずしもその能力を反映していない事は、サッカーでは特に珍しくありません。

また、こう言っては何ですが「第３ＧＫ」は殆ど出番はありません。
あるとすればケガや退場等で川島、西川が「同時に使えなくなった時」だけです。

そんな確率殆ど現実にはありません。
では、第３ＧＫとは？

それはぶっちゃけ「育成枠」です。
万が一のトラブル対応と、代表チームに常に帯同させることにより経験を積ませる（フランス大会の小野のパターン）為の招集という意味合いです。

で、通常そのようなポジションは「若手の一番手」という選手を招集するのが常であり、その意味でジュニアの頃から年代別の代表に選ばれてきた権田はある意味「順当」です。

また、ミスした選手をどついたとありますが（おそらくＮＺ戦の村松の事かな）、あれはどう考えても村松のミス。
なのに試合終了時にヘラヘラしていたからです。年代別とはいえ代表選手としてはあり得ません。

勿論、権田もよくミスをします。
しかし、選手も人間。誰でもミスはします。
大事なのはそのミスをしっかり反省し、次の機会ではそのミスを繰り返さない事です。

長らく日本代表のＧＫを守って来た川口も若い頃は、もう酷いもんでしたよ。
年がら年中怒鳴りちらし、そのくせ自分も信じられないポカをする。
（私が以前見に行った試合（イラン戦）では、相手のボールをあろうことかペナルティエリア外でキャッチしてフリーキックを与えていました）

しかし、そんな彼も使われ続ける事で成長し先の南アフリカ大会では、メンバーに選ばれました。

なので私は「第３ＧＫ」なら彼の招集は妥当だと思います。
年齢、実績、将来性を見れば。

奥さんはめっちゃ可愛いし（これは関係ないですねw）

お礼

ご回答ありがとうございます。
そんなふうにご説明いただくと、さすがに納得してしまいます。
たしかに、そういうことなのですね。
なんか、少し分かったような気になりました。

心より御礼申し上げます。

回答No.3

chiychiy

こんばんは

＃２さんが明確なお答えを出してくれてます。

権田はハイボールの扱いは確かに上手くはないと思います。
ただトータル的に見れば、「いいキーパー」であることは間違いないと思います。
私は特にファンではありませんが、最初に彼を見た時はナビスコカップでした。
ファインセーブでその試合をコントロールし優勝しました。

＞ミスをした選手に凄い形相でパンチをくれていた彼の姿

これは村松に対して、「へらへらしてるな、サポから誤解を受けるぞ」という内容だったと思います。
確かに村松には抜かれたのに反省の色が全くなかったので、権田が詰め寄ったのはそういうことではなかったかと。

権田は、U-21でキャプテンも任されるくらいの人物です。
そういった面からは、信頼という言葉が読み取れます。
同年代の原口（浦和で他選手を蹴って怪我を負わせた）などに比べれば、全然いいと思います。

それから、確かJリーグで膝を怪我した時も、FCサポがブーイングしていたので
相手選手をいたわり「足を引いてくれたので大したことがなく済みました」と、コメントを出す優しさです。
お互いボールに突っ込んでいたので、あれでFWに蹴られていたら大けがでしたよ。

誤解を招く部分もおおいですが、やはり他の方が仰るように育成枠としては欠かせない存在です。
GWは経験で変わってきますから。

新潟の東口もいいキーパーですが怪我が多すぎます。

FC戦を観ると「権田だから抑えられた」というファインセーブは結構あります。

ご参考になれば幸いです。

お礼

ご回答ありがとうございます。
さすがに詳しい方に解説いただけると理解が深まります。
状況が前より少しだけ分かったような気がします。

ありがとうございました。

回答No.1

409409409

オリンピックのU-23カテで第1GKなのだから、
A代表での第3GKくらいには入ってきてもらわないと困るのですが。。。

お礼

ご回答ありがとうございます。
先日、プロ野球の日本シリーズで、巨人の阿部が澤村を試合中に
どつくシーンが全国に放映されました。私個人の感覚では、あれはけっきょく一流選手の行いではないなと感じたわけです。
権田のシーンも、テレビで写ったシーンで判断するなら、どんな理由があったにせよ、尊敬を受けるべき選手の立ち振る舞いではないなと感じました。テレビに映っても見苦しくない意思の伝達手段はいくらでもあるわけですから。
まあ、そんなわけで、たったひとつのテレビに映ったシーンだけで、日ごろのJリーグをまったく知らない素人ファンの私としては、三人目のキーパーって、日本にはこんなのしかいないのかよ、と思った次第です。
でも、みなさんの解説で、状況は分かりました。
ただし、あれ以来巨人の阿部が嫌いなのと同じ理由で、権田にも同じものを感じます
強い印象って、なかなか消えないものですね。