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過去の円高と円安の時の日本について

過去に円高で1米ドル80円台で騒いでいた時期があったと思います。 もう20年くらい前の話かもしれません。 その時、日本経済は好景気でしたか?不景気でしたか? それとも、どんな状況でしたか? また、過去に1米ドル130円台くらいの時があったと思いますが、 その時の日本経済は好景気でしたか?不景気でしたか? それとも、どんな状況でしたか? これは、10年くらい前だった気がします。 覚えている方がいたらご回答をよろしくお願いします。

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  • gungnir7
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回答No.1

戦後最高値をつけたのは94年の神戸の震災後ですね。当時はバブル崩壊直後で株価や地下は大幅下落、それらの資産家は大打撃を受けました。当然、証券業界はすきま風でしたが、多くの人は不景気に突入するという実感は無かったと思われます。 就職戦線は90年と94年でガラリと表情を変えてます。90年頃はバブル後期で人材は貴重だともてはやされ、どこへ行っても大盤振る舞いでした。どこの企業も就職活動では食事+旅費は当たり前。就職活動だけで一千万稼いだ人もいます。しかし、バブルが崩壊してからこれはヤバイと思った企業側が新卒採用を絞り込みます。一番最初の就職氷河期ですが、多くの人はどこかでまた好景気がやってくると思ってました。 物価も現在と比べてかなり高かったです。家電を比べるのはちょっとアレかもしれませんが、今や10万を切るノートパソコンはカラーだと+10万で40万前後が普通でした。インターネットをやりたければモデムを3万、ルーターなら5~10万出して購入するといった感じです。他の家電も同じです。今ではとても考えられないでしょう。 今やデフレの代名詞となっている衣服ですが、当時は青山でスーツ2着目千円とかやっていましたが、そんなスーツ誰が着るのかという好奇の目で見られました。デフレの始まりでもあり、また物価が高かった頃が混在している時代です。 ですが、7~8年もして金融破綻が色々と表面化しだしました。この頃からデフレ基調が鮮明になりました。日銀は金利をどんどん引き下げざるを得ず、当時米国経済はITバブルで絶好調。ヤフーの株価が1億円をつけたのはこの頃です。海外筋は金利の安い円で借りて金利の高いドルやユーロで運用する円キャリートレードが主流になり、円安基調になっていきます。このとき1ドル147円をつけています。 日本はデフレ不況に陥っていく中で世界は米国発の世界同時バブルに沸き返ります。中国の躍進もあって、日本経済は中国経済に救われる形で持ち直していきます。これが質問にある10年ぐらい前です。小泉政権の時代まで株価は上昇し、一応は好景気だった扱いですが、それは投資家や企業だけが受けた恩恵といえるでしょう。企業は海外に工場を移転し、内部留保を高めますが、それが一般労働者にはなかなか還元されません。2000年代で就職氷河期が無かった時があるのでしょうか? 庶民の実感として今世紀はデフレ不況がどんどん進行したというところではないでしょうか。

noname#205789
質問者

お礼

いろいろ詳しく教えて頂いてありがとうございます。 一度読んだだけでは頭に入らなかったので、 何度か読み返して経済と円の動きの参考にしたいと思います。 貴重な資料を本当にありがとうございました。

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