・・・とりあえず、私見を。
データブック=公式ガイド本?
テニスの王子様で言う、10.5巻とかですよね?
或いは、考察系のです?
プロフとかアニメ設定が載っている系統のデータブックを前提に。
人気、ではあるんでしょうけど、その時の流行りでもありますね。
そういう系統を出しやすい出版業界の流行りって意味です。
ええと、十年前ぐらい前か、私が高校生ぐらいだった頃ですが、ジャンプ系でハンターハンターなりミスフルなりのデータブックが死ぬほど出た・・・月一冊時期あったんですが。
確か、ワンピースやNARUTOのそれも一冊目は同時期だったかと。
アニメになるほどじゃなくてボイスコミックにもならない(←データブック発売当時はです。)のもなってましたし、ハンターハンターの場合、一期のアニメが終わった頃(虫編が始まる前か同時に発売だったかと)に発売でしたので。
人気があるから、発売と言うよりも、採算がとれるか、否かだと思うのです。
コミックは400円(端数切り捨て)で、データブックは600~800円。
カラ-がしこたま入っていようと、コミック二冊分だろうとそれぐらいです。
原価的なお話すると一般的なコミックの儲けの最低ラインが三割ぐらいが原価の理想だそうですが、分厚くしてもカラ-が多くても高くは売れなくて原価はやはりごにょごにょ・・・なのです。
薄利多売じゃないですが、ある程度(最低一刷り5000部として)売れないと元が取れないのです。
特にアニメ画像を収録すると利権が・・・。
ノリで言うならば、ジャニ系の追っかけに、○○くんがニューシングルのジャケットでつけているリングとピアスをセットで十万と言うのと、中島みゆきの追っかけに、中島さんのニュ-アルバムのジャケットつけているネックレスとイヤリングを十万でというたとえ話に似てまして。
ジャニ系の方は、一日で売り切れも珍しくないでしょうが、中島さんの方はたぶんいつまでも売れ残る。
これは、ジャニ系は金に糸目をつけない性質、中島さんの方はそんなにお金をかけないという性質の差でして。
漫画のデータブックにも同じことが言えまして。
刷ったら刷っただけ売れるか在庫をなるべく少なくしたい。
コミックよりも、購買層?みたいなのは、少なくそして、せまいのですから。
総括すると、人気はそこそこあって、同人受けしやすいもの(資料として買うひと多し)系統の作品が多いようです。
同人=やおいだけじゃなくて、二次全般ですので、悪しからず。
人気だけではないですが、人気・・・需要がないとそもそも造らないので、完全にあたらずとも、遠からずでしょう。
ついでになりますが、傾向として少女コミック系でコミック以外が出るのは、上の事情以上に人気がないと無理ですので、『夏目友人帳』や『スキップビ-ト』『ぼくの地球を救って』『闇の末裔』『ちはやふる』なんかは大人気なのでしょう。
以上、出版系に勤める友人複数の情報を統合しました。