女性専用車両自体には反対ですが、反対の会とやらの行動も理解出来ません。
以前、2ちゃんねるで「男性差別根絶のスレ」的なところに行ったのですが、なぜか「男性差別」が全部自民党のせいになっており、自民党が下野すればたちどころに「男性差別」がなくなると固く信じられていました。
当然と言いますか、女性専用車両にも話が及び、「女性専用車両ができた背景には女性票を狙った公明党=創価学会の圧力がある。それに『悪平等』も野党の方が傾向が強い。自民党単独政権を実現したほうが廃止への動きは取りやすいだろう」という趣旨の話をしたらわけもわからない総攻撃にあい、「今度の週末にお前を追い込んでやるから覚悟しろ」とさえ言われました。そこまで言われて話を続ける必要も感じなかったので、ログをさっくりと削除して終わりましたが。
女性専用車両ができた背景には、それなりに理由があるわけで、反対するのであれば、女性専用車両がその理由つまり設置の目的であるところのものに役立っていないこと、設置によりもたらされている弊害をレポートにまとめ、国会議員なり鉄道会社なりに提出して請願するのが王道というものだと思います。
わざわざ女性専用車両に乗り込んで反対するのは、反対する方法としては一番まずいでしょうね。例えて言えば、未成年者は喫煙が禁止されているのに反対し、わざわざ大人の前で喫煙してみせて「抗議の喫煙だ」というようなもので。
ただ、私も「わざわざ乗りに行く気持ちがわからない」というだけのもので、自分の乗った車両が女性専用車両だったらわざわざ移動はしませんよ。冒頭に述べたとおり、女性専用車両の設置には反対ですから。
これは2ちゃんねるではないのですが、別の機会に女性専用車両積極推進派の男性とほぼ1対1で話をする機会がありました。女性専用車両は事実として性犯罪の根絶に役立ってはおらず、専用車両以外の混雑を増すなど弊害のほうが大きく出ている。従って廃止すべきだという趣旨で述べました。
そうしたらその相手はわけもわからない罵倒語彙を並べ立てた挙句「男性社会で疲れ果てた人々を癒す力を、全ての女性は持っている。女性がその力を再充填するために、女性専用車両は必要だ」というまるで宗教のようなことを述べ出し、「専用車両設置により他の車両が混雑度を増し、疲れている人は多くなっているではないか」という趣旨で返したら戻ってくるのはもう日本語ではなかったので、無駄だと思って話を止めました。
私が女性専用車両に反対するのは、設置に伴い専用車両以外の混雑度を増していること、性犯罪防止に何ら貢献していないこと、などがありますが、完全に差別制度であるということもあります。
外国人から武装スリ(これもおかしな言葉で、武装しているなら強盗と呼ぶべきなのですが)団が国内で活動しているから、安全のため日本人専用車両を作れ、と言ったら、人種差別主義者として糾弾されるでしょう。スリに遭った時の被害額は財布に現金がたくさん入っている人のほうが大きいのだから、金持ち専用車両を作れ、と言ったらもっとひどい糾弾にさらされるでしょう。
レトリックとしては女性専用車両設置と似たようなものなのに、なぜ日本人専用車両や金持ち専用車両が全く相手にもされないのか、単純に票にならないからだと思っています。鉄道会社から見ても、性犯罪防止に策を講じているという判断がなされるという意味で「株を上げる」ことができます。
それを覆すのは非常に難しいでしょうが、地道に女性専用車両設置と性犯罪件数や普通車両の混雑度の相関関係を調べてしかるべき所へ陳情するしかないでしょうね。ゲリラ的にわざわざ女性専用車両に乗りに行って何か解決するとは思えません。
お礼
迷惑行為をしている人間が不特定多数からの支持を得られると思っているのでしょうかね? 回答ありがとうございました!