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SONYのハンディカムのデジカメ機能と一眼レフ
SONYのハンディカムのデジカメ機能(CMOSセンサー搭載)と一眼レフとの違いは? CMOSセンサー搭載だからと言って、一眼レフに迫れるものではないのでしょうか? 逆に、SONYのハンディカムのデジカメ機能(CMOSセンサー搭載)が一眼レフに 劣っている部分とはどのような部分でしょうか?
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(1) Video Camera は Image Sensor が小さい。 もともと 2/3 型 (16mm) などという Image Sensor 規格は Image Sensor の径が 1 inch の 2/3 という意味ではなく、直径 2/3 inch の Vidicon と呼ばれる TV Camera Tube の口径から作られたもので、本当に 2/3inch ならば 25.4mm × 2/3=16.9mm なければなりません。 一方 SLR (Single Lens Reflection:一眼レフ) Camera の Image Sensor 規格は 35mm Film が元になっており、35mm Film は 35mm と言いつつも実際には 36mm × 24mm あります。 APS (Advanced Photo Sensor) はこれを横倒しにして半分にした 24mm × 16mm、Four Thirds は 35mm Film の対角線長さ (43.2mm) のちょうど半分となる 21.6mm の対角線長とした縦横比 4:3 の Image Sensor となっていますので 17.3mm × 13mm の大きさがあります。 Image Sensor が小さいと弱い光から強い光までの「電気変換できる幅 (Latitude)」が狭くなります。 (2) 時代にも因りますが、Video Camera は RBG 24bit ではなく Y/C 16bit、しかも SONY が規格化した Handy DVcam は YCbCr が 444 でも 422 でもなく 420。 Computer や Digi'Came' が光を RGB (Red Green Blue) に分解した Digital 信号で取り扱っているのは御存知と思いますが (一部 Digi'Came' は CMY (Cyan Magenta Yellow) ですが CMY と RGB は 1:1 変換可能です)、Video は Luma (輝度:記号は Y) と Chroma (色度:記号は C) で扱い、標準的な Digi'Came' が RGB 24bit=1670 万色で表現されるのに対して Digital Color TV は Y/C 16bit =6 万 5 千色で表現されます。 しかも 8bit しかない C 信号は Blue と Red の信号を輝度信号と等しく取り込んでいるのではなく、通常は半分しか取り込んでおらず、DVcam 方式では Red 信号は切り捨てて Data を軽くしています。 この結果、Edge 部分の Contrast が低下して Noise が発生することから補正処理が行われています。 SLR Camera は RGB 36bit や 42bit の RAW で記録して RGB 24bit に現像するものですので Video Camera とは画質がまるで違います。 207 万 (1920×1080) 画素の 50inch Display に H264 で 20:1 (25Mbps) 圧縮された 6 万 5 千色 (Y/C 16bit) を表示して「大きく、高解像度で美しい!」と感じるのが Video 派であるのに対して SLR Camera 派は 1000 万画素以上数億色 (RGB 36bit で 690 億色) の非圧縮 Data を 20inch に満たない (A3 用紙で 17inch ぐらい) に印刷するのに「やれ解像度が足りない、階調が不足している、色乗りが・・・」と躍起になる人々ですので、Handy Video Camera と SLR Camera とでは比べ物にならないでしょう。 Pro' が Studio で用いる Lens と Camera 各々だけで数百万円という Video Camera の世界であれば、出力先を限定した上で比較勝負できる場面も出てくるでしょうが・・・。
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- HAL2(@HALTWO)
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A No.1 HALTWO です。・・・蛇足ですが(笑)・・・。 CMOS Sensor って IC Sensor という意味です。 IC は Integrated Circuit (集積回路) の略で、PNP Transistor だの NPN Transistor だの Condensor だの Resister だのの素子が小さな Chip に詰まったものですが、Transistor の代わりに P-FET と N-FET (P は Positive:陽極、N は Negative:陰極、FET は Field Effect Transistor:電界効果型半導体) を用いた Complementary Metal Oxide Semiconductor (相補型金属酸化膜半導体) の構造を持たせたものを CMOS-IC と呼びます。 PC の中に入っている IC Chip の殆んどは今や CMOS-IC Chip です。 Image Sensor は光を電気に変換する Photo Diode という素子を並べた CCD (Charge Coupled Device) というものがあり、この出力を増幅する Amplifier を 1 つの Chip 内に一緒に抱き合わせたものを CMOS Image Sensor を呼びます。 昔は CCD Chip と Amplifier IC Chip が別々だったのですが、Amplifier IC Chip を高感度で発熱量の少ない CMOS IC Chip にすることによって CCD と一緒の Package にできるようになったのが今日の CMOS Image Sensor というわけです。 つまり、CMOS Sensor だからと言って特に優れているわけでもなく、IC の集積度が上がって安価に作れるようになりましたというだけのものです(汗)。・・・優れているのは年々進化する技術の進歩であり、CMOS だからではありません。 A No.1 でちょっと難しいことを書きましたが、要は Video 用 Image Sensor は Digital SLR Camera のような高詳細な静止画を撮るための構造にはなっていないということです。 Video 用 Image Sensor は毎秒 30 Frame (或いは 60 Field) という超高速連写をし続ける Image Sensor ですので 1 千万画素 36bit RGB RAW なんて Data を毎秒 30 Frame (或いは 60 Field) もの速度で演算する能力など到底持っておらず、YCbCr:420、Y/C 16bit や Interace、H264 圧縮といった様々な技法で Data を少なくして演算を軽くしているものです。 これを静止画撮影の際には Y/C 変換せずに RGB で Data を取り出して RGB36bit で RAW 演算させるなんて機能を付加したら、そのためだけに値段が幾ら跳ね上がることやら・・・ Video 出力から静止画を抜き出して Progressive 合成したものを RGB 24bit の JPEG 圧縮で出力させた方が殆んど手間をかけずに済みます(汗)。 Lens 交換式の SLR Camera は Lens に投じられる Cost も桁違いというのもありますが。何処を取っても CMOS Image Sensor を搭載した SONY HandyCam の Digi'Came' 機能が Digital SLR Camera に勝るとは思えません。 手軽さで優っていると言うのであれば iPhone の方が上ですし(笑)・・・。
- kuma-gorou
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難しい話はヌキますが、民生用のハンディカムと35mm判一眼レフとは、センサーの面積比で、100倍以上も違います。 シャッターも電子シャッターのハンディカムときちんとしたメカシャッターを備えた一眼レフでは違います。 そもそも、ビデオカメラとスチールカメラを同じ土俵で比較する事はできません。 つまり、ビデオカメラの静止画機能はオマケ程度ですから、一眼レフに遠~く遠~く及ばないのは明白です。