円の暴落は現時点では現実的でありません。
円の暴落とは1ドル200円を越えたときでしょう。
そんな状態になれば今の価格の半値で日本製品が買えてしまい、
日本国内はバブル状態になります。
つまり、1ドル200円という水準は果てしなく現実的でありません。
相場のメカニズムを知らない一般人なら暴落かと驚かれるでしょうが、
動かない相場は存在しないという基本理論(経済学の基本理論といってもいいです)に沿えば、
2年あまりにも渡って76円近辺から下に抜けることはできなかった。
ある意味、ここが現時点での物理的限界だったということです。
下に行けなければ上に行くしか有りません。
相場はそのタイミングをじっと待っていて、今回アベノミックスを好機と捉えて動いているだけです。
ドル円は2日で10円動いたこともあり、今回の現象はそれほど驚くべき動きではありません。
なのでご質問さんの勘違いということが指摘できるといえます。
現状いっても上は150円程度が目安になるでしょう。
この状態になるには米国の要因も改善されていることを意味するので、
円安が進んだといって輸入品の価格が倍になるとかいう話でもありません。
シェールガス開発が米国で盛んに議論されていますから、ドル復活は間もなくと思われます。