不動産業者です。これまで幾つもの建物の解体現場を見てきましたが・・・・・
建物は、床下からの湿気や水廻りからの漏れ、雨漏れなどで躯体構造の一部が腐れない限り、以外と大丈夫なものです。建て替えなどの大きな理由は、現在の仕様と比較し断熱性能が劣り寒い、熱い、設備が古い、高齢化して間取りが不自由など、耐震や耐久とは別のところにあることのほうが多いでしょう。それを改修しようとすると、かなりの金額になり新築した方が手っ取り早いと・・・
築40年程度の住宅を解体しても、躯体はまだまだしっかりしていると思われるものが、ほとんどです。
2×4の場合は、その工法から耐震性に関しては問題ないと思われます。問題は基本的に「ベニア」の様な合板で作った家ですから、一旦水を完全に含んでしまうと弱いので、上記の様な水漏れ等で躯体が損傷していなければ、十分に何十年も持つはずです。床だけは改修が容易ですが、構造壁などが腐っていたら、アウトです。また、2×4専門ビルダーが建てた家なら大丈夫でしょうが、その当時だと施工要領が確立されておらず、暖房設備なども灯油ストーブが多く躯体内に結露する住宅は少なくありません。
床下や天井裏など点検口があれば目視でも確認できます。十分に乾燥しているようなら問題ないでしょう。
屋根、外壁、基礎さえしっかりしていれば、あとは見た目や住み心地の問題です。
2×4の欠点は、増改築がむずかしい。リフォームの際に、天井裏配線などをするのが困難なので、電気関係の移動が困難か?むき出しになる。ユニットバスの入れ替えが大変な場合があるぐらいでしょうかね・・・・
その当時ハウスメーカーが輸入住宅風に意識して建てたものなら、気を使って建てていた時期だと思いますから信用できますかね、建売などでコストダウンを見込んで採用した2×4ならお勧めしません。
購入前提で迷っているならば、若干費用はかかりますが一度建築士へ相談し見てもらったほうが良いでしょう。地元の○県建築士協会などで斡旋を受けられます。
まあ不動産屋の大丈夫ですよ~なんて言葉は信用しないでくださいね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >上記の様な水漏れ等で躯体が損傷していなければ、十分に何十年も持つはずです。 おっしゃる通り、壁の中次第でしょうね。床下や天井裏と違ってはがさないと見えないので。特にご指摘の壁内の結露や外壁のシールなんかがやれて雨がしみこんだ履歴なんかがあるかどうかはでかいですね。そう考えるとあらためて中古住宅ってリスクの大きい博打だと思います。