鋳物における、めねじのせん断について
はじめて投稿します。よろしくお願いします。
一般的に、鋳物のタップは、圧延材(S45C,SS400)と比較して深くすることになっていますが、ねじ山のせん断強さを計算すると圧延材と同じか、それ以下で済むということになってしまいました。
計算方法が間違えているのか、鋳物のねじこみ深さは呼び径の1.5倍という私の教わった常識が間違えているのかご存知の方教えてください。
<タップ深さについて>
私の職場では、ねじこみ深さは圧延鋼の場合、ねじ呼び径×1.0
鋳物の場合、ねじ呼び径×1.5という風に言われていました。
また、JISでもスタッドボルトの鋳鉄めねじ深さには同様の記載がありました。
<めねじせん断強さの計算方法について>
鋳物のせん断強さは引張り強さに比較して大きく(約1.4倍)、
FC250でもτ=350MPa、FCD450では630MPaもあります。
それに対してS45Cはτ=345MPaです。
計算式は以下を用いましたが、材質で変わってくるパラメータはせん断強さだけなので、圧延鋼も鋳物も一緒ということになります。
W=πd(P/2+(d-D9)tan(a))・Z・τ
W:せん断荷重
d:呼び径
P:ねじピッチ
D:有効ねじ径
a:ねじ角度/2(30°)
Z:ひっかかりねじ山数
τ:ねじ山せん断強さ
どなたかご存知の方、お忙しいところ申し訳ありませんが、ご教授よろしくお願いします。
お礼
ご回答頂き、ありがとうございました。