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ボンネット特急
485系や489系についているボンネットの中には何があるのですか。583系などのボンネットがついていない特急と何か変わりはあるのですか?分かる人教えてください。
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ボンネットの中には、ブレーキなどの圧縮空気を作る空気圧縮機(CP)と、サービス用や制御用の100V電気を作る電動発電機(MG)が搭載されています。電動発電機という呼び名は鉄道界独特のもので、要は架線からの直流1500Vや交流2kVを100Vに変換する変圧器です。 ボンネットタイプが最初に採用されたのは、東海道特急つばめ用の151系電車です。ボンネットは結果的にデザインは好評なものの、要は無駄なスペースなわけです。本来ならその分客室を広げたり貫通型にした方が、より効率良く運用できます。 しかし151系電車が開発された昭和30年代初期の技術では、高速運転のための大量の圧縮空気を作れるCPと、強力な冷暖房などに対応する大電力をまかなえるMGは、かなり大型になってしまったのです。本来ならば床下に吊りたかったのですが、大型のために不可能でした。 そこで、大型のCPとMGを床上搭載するために、ボンネット型が「仕方なく」採用されたのです。 その後、、技術の進歩によってCPもMGも小型化が進み、床下に吊れるようになりました。そのため、581系や485系200番台から貫通型のデザインとなり、分割・併合により柔軟に対応できるようになりました。なお、貫通型車両のCPとMGも、先頭部の床下に吊られています。 なお、その後のボンネット型車両の中には、新型の小型CP、MGの床下搭載に更新されて、ボンネットの中がカラになっている車両もあります。そのような車両は、ボンネットの「フタ」の部分が溶接されて、のっぺりとした感じになっています。
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- ultraCS
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他のボンネット付きの車両だと、東武1720系DRCボンネット内は空っぽで、完全にデザインでした。個人的にはボンネットになる前の1700系が好きですけどね。ボンネット内が空っぽだったので、1700系を1720系同様のボディに換装するのも問題は無かったようです。 キハ81のボンネット内にはディーゼル発電機が搭載されています。貫通型のキハ82ではこれが運転席後ろに移されたため、最前部の席は、うるさい、壁が暖かいという状況でした。ボンネット型のキハ81に乗ったことはなく、「くろしお」の運用を離脱して、天理の留置線(当時は関西の車両の墓場だった)で解体待ちになっていたときに初めて撮影することが出来ました。 なお、電車の場合、貫通型の183系が登場したのは房総特急運用開始時で、当時総武地下線ではA-A基準(地下鉄車両の防火基準)に準拠した車両を運用するため、両端に非常用脱出口を設ける必要があったからです。現在、総武地下線ではこれが緩和されており、E217の後期車には前面貫通路がありません(デザイン上はあるように見える)。 ボンネット型があった頃でも中間車では床下にMGとコンプレッサーがあったわけですから、先頭車でも機器を床下に移しても問題は無いわけで、そうやって客席を増やした方が良いですからね。
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ご回答ありがとうございます。 東武1720系のボンネットは空だったんですね。 初めて知りました。 ありがとうございます。
http://www.toretabi.jp/train/vol18/01.html 中にコンプレッサー等が入っていて、客室がうるさくないようにするためだそうです。 その後、分割併合を考慮し貫通型になりました。 私は白鳥などのボンネット特急が好きでしたねぇ。
お礼
コンプレッサーが入っているのですか。ありがとうございます。やっと疑問がひとつ解決しました。客室がうるさくならないようにした分、ボンネットの上にある運転室がうるさそうですね。 四角い特急よりボンネット特急の方がかっこいいですよね。
- hiroko771
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ありがとうございます。参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 MGと、CPの開発技術の進歩により、583などの分割ができるようになったのですね。 なるほどです。 ありがとうございます。