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布の漂白・抜染ハイドロサルファイトについて

(1)布を漂白・抜染する際に使われるハイドロサルファイトという成分は、 必ずアルカリ剤(炭酸ナトリウム・水酸化ナトリウムなど)と併用して使わないと駄目ですか? 普通に原末を熱湯で溶かして使ったら、還元作用は全く無いのでしょうか? (2)上記と繋がりますが、抜染は専用糊にハイドロを溶かして使うのが一般だと知りましたが、 この糊にアルカリ成分が含まれているのでしょうか?糊は無くてもいけるのか、知りたいです。

みんなの回答

  • nago8
  • ベストアンサー率44% (13/29)
回答No.2

(1)ソーダ灰でもいいです。ソーダ灰は緩衝性がありますので、pHより濃度で決めます。2-5g/L(1リットル当たり、2-5g)程度でしょうか。70-80℃で使います。 (2)藍模様糊CH筆用は、アルカリの入ったインスタント糊です。田中直の商品説明には、「アルカリ性(安全のためゴム手袋・保護メガネを着用してください)」としてあります。筆描き後放置してから水洗するもので、温度をかけないのでかなり置かないと抜けないと思います。半抜染用で、描いた部分が薄くなります。抜染には、塩素系の薬品を使いますが、有毒ガスがでますので推奨できません。型染め、筒描きで、防染糊を付け藍染めする防染が白度がいいですが、何回も染められないので藍の濃度が出にくいのがマイナスです。 染色も面白いです。楽しんで下さい。

jack_ss
質問者

お礼

濃度について教えてくださりありがとうございます。 藍模様糊CHS筆用は白抜~半抜染できるようです。温度については何も書かれてないと いうことは熱が無くても抜けていくものと考えてよさそうですね。 どのくらい放置すれば抜けるのかは、実際にやってみないとわからないので、 とりあえずハイドロ購入して実験してみようと思っています。

  • nago8
  • ベストアンサー率44% (13/29)
回答No.1

ハイドロサルファイトは染色工場でもよく使う薬品です。 (1)溶かすときは、先にカセイソーダ等でアルカリ性にしてから投入します。酸性では、分解が早く、還元剤として働く前に分解してしまいます。アルカリ側で使うことにより、還元剤として有効に働きます。 (2)ハイドロサルファイトは安定性が悪く、抜染には使いません。デクロリンやロンガリットCといった抜染剤を使います。田中直染料店や藍熊染料で入手できます。 可抜染料で染めた後の、田中直商店の処方を紹介します。 筆描き、ステンシル処方  サンカラー  バインダー A ニュー 20 %  ロンガリット C  フィクサーF 1 % シルクスクリーン処方  サンカラー  バインダー DH 80 %  ロンガリット C  フィクサー F 1 % ロンガリット C は、地色染料の抜染性により 3 - 8 % で調整します。 フィクサー F は架橋剤で、添加後半日以内に使用します。 乾燥後、蒸して色を抜きます。100 ℃ x 3 分で抜けますが、小規模蒸し器では10 分ぐらい必要かもしれません。 流水で洗った後、40 ℃位の湯で洗いますが、強くもみ洗いしないようにします。 乾燥後、アイロンで熱処理をし、顔料の耐洗濯性をよくします。

参考URL:
http://blog.goo.ne.jp/na58/e/0f27165f43c06fd4e8f50f207a5d3102
jack_ss
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました!! ハイドロサルファイトはアルカリでしか還元作用が無いのですね。 手元にカセイソーダは無いのですが、弱アルカリでは駄目でしょうか? どれくらいのPHが適しているのか教えて頂けると助かります(>_<) デクロリンやロンガリットCといった薬剤は初めて知りました。 ハイドロはアルカリ条件で数時間内に使えば抜染は可能では?と思うのですが。 田中直染料店の「よくある質問」の中に、抜染には専用の糊にハイドロを5%加えて使う。と 書かれてありました。商品名では「藍模様糊CH筆用」などです。 よろしくおねがいします。