ペレット

質問

原子力発電の原料であるペレットですが、何処で作られているのでしょうか？

また、製造課程での安全性はどうなのでしょうか？

ペレットにして、輸入しているのでしょうかね？

回答No.1

HAL2（@HALTWO） · ベストアンサー

Pellet そのものは Uranium Dioxide (UO2) で Yellow Cake と呼ばれる天然 Uranium 鉱物粉から Uranium Hexafluoride (UF6) を介して精製されます。

Pellet の外皮は Zircalloy 製、Zircalloy は Zirconium に錫、Chromium、鉄、Nickel などと化合させた合金です。

Yellow Cake は数t とか 10t 単位で輸入され、Pellet は国内で生産されます。

Yellow Cake ならば核爆発の心配はありませんし、放射線も他の放射性物質と大差ありませんので、一般的な放射性物質として取引されていますし、Uranium 鉱は小学生の時に見た地学の鉱石 Set などにも入っていましたよ。

Uranium Dioxide に精製されると核分裂原子力発電燃料ですので取り扱いは桁違いに厳しくなります。

＞また、製造課程での安全性はどうなのでしょうか？

勿論、危険物ですので厳しい安全基準があります。

放射性物質は Uranium に限らず、たくさんありますし、放射性物質以外にも化学的な劇薬を扱う工場はたくさんありますので、各々に安全基準が設けられて厳しく管理されています。

お礼

ご回答いただきまして、ありがとうございます。

回答No.2

kaxuma119

ペレットそして燃料棒の大半は国内で生産されています．国内の企業と工場は　http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/04/04060106/02.gif　です。

製造課程での安全性を守るため、国は厳しいマニュアルを定めています。しかし、マニュアルを順守するか，マニュアルに欠陥はないかどうかは別問題です。

1999年9月30日、茨城県東海村のJCOの核燃料加工施設内で核燃料を加工中に、ウラン溶液が臨界状態に達し核分裂連鎖反応が発生しました。事故の原因は、現場が勝手に作業を単純化して楽するための「裏マニュアル」を作っていたためです。

この手の問題について役所や企業に質問すると、きまって「安全基準が設けられて厳しく管理されています」と答えますが事故は起きます。JOCのときは「現場で勝手なマニュアルを運用しているなんて想定外だった」，先日のトンネル天井板の崩落事故では「ちゃんと管理していたが、こういう事態は想定外だった」というような弁明を管理会社はしていました。

お礼

ご回答いただきまして、ありがとうございます。

すみません。
締め切った後に、回答をいただいている事に気がつきました。

とんでもない事態になっているのに、“想定外”なんて言葉使ってはいけませんよね。
まして、福島第一事故は“想定”されていたのですから。