- ベストアンサー
性同一性障害について
以前、新聞か何かで、ロシアのオリンピック女子選手がトレーニング効果を上げるためにホルモン注射を多用したところ、性同一性障害を起こし、結局、男として生きることとなったと読んだことがあります。 これは、逆に言えば、性同一性障害の治療に治療に使えるのではないかなと思ったのですが、そういう治療・効果の実証などはあるのですか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
不可能だと思います。 ホルモンを使用すれば、使用したホルモンによって体自体には変化が起き、 胸が大きくなったり、ひげがはえたりしますが、心や自己の認識する性はどうやってもかわりません。 正常な男性に女性ホルモンを沢山投与したとすると、胸は大きくなり女性的な体系には変化しますが、 自覚する性は男のままです。 なんとか自分を女だと思い込み、女として生活するよう努力してもそのうち破綻します。 同じように生まれた体の性で生きようと努力しても、破綻してしまう人がいて、 そのような人たちが性同一性障害です。 ロシアの選手についてはわかりませんが、オリンピックの検査によって、 ホルモンバランスがおかしいことが判明し、よくよく調べてみると、 インターセックスだったというのは時たまみかけますね。 あなたが見たのは、検査でインターセックスが判明し、女として生きてきたが、 性の自覚は男であったため、自分の体と心が一致しなかった原因が判明し、 男として生きる道を選んだ人ではないでしょうか? インターセックスとは、性同一性障害とは全く別物で、男女両方の生殖機能を持っている人のことです。 一方の生殖器が完全に体内に入っていたりすると、本人も気がつかないこともありえます。 またそのような人たちは、見た目にわかりやすい性別の特徴(外性器)と、 自己認識の性が必ずしも一致しませんので、自己の性自覚が芽生えるまで、 親の勝手な権限で体をいじったりしないようにします。 もし、性自覚が起きる前に、女の子や男の子の外性器に合わせて手術してしまうと、 あとで体と心が一致しなくなり、インターセックスでありながら、 性同一性障害のような体になってしまいます。 このことからも、ホルモンうんぬんで自己認識を完全に変えるのは不可能と思います。 インターセックスの子供が赤ちゃんのうちに、親に性別を選ばせ外性器を似せて手術し、 反対の性の内性器を全て取り去り、子供にはそれを伝えず、親が選んだ性で生活させるというやり方が 昔は主流でしたが、子供が大きくなると自覚した性が逆だったというのが多発し、 育て方や、ホルモンでコントロール出きる物ではないと結論が出されています。 そのため、最近では手術を待つことが当たり前になっているのです。 性同一性障害でも同様の事がいえると思います。
お礼
ありがとうございます。 表面には出ていない事情があるのかもしれませんね。