- 締切済み
TPP条約の訴訟に付いて
TPPに加盟した国の政府が、米国企業から訴訟をされる事が有るのですか? それは何故ですか?どう言う時にされるのですか? 訴訟が日常化している、訴訟慣れしている米国企業に勝つ事は出来ないと思いますが?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Streseman
- ベストアンサー率24% (131/542)
ありますよ・・これはISD条項問題といいます TPPでも法規関係に煩い人が問題にしている話題ですがね 日本では高度な法知識が大前提になるので議論されていませんが、諸外国ではかなりHOTな話題ですよ 仔細は、ISD条項で調べると良いでしょう もっとも質問者に本件を理解する大前提の知識・知見・知性の有無の問題があるでしょうが・・・ 訴訟なれの問題ではありません。法整備の問題です。
- wiz0621
- ベストアンサー率42% (182/430)
当然、今まで同様、国を相手に訴えることができます。 もちろん、質問者さんも国を相手に訴えることができますよ? 訴因も特に制限は無いですが、ただし、もちろん裁判で勝てるかは別です。 つまりは、質問者さんが 「今日食べたアンパンがつぶあんじゃなくこしあんだった。日本は賠償しろ!」 と訴えても、勝てる可能性は低いと思うのです。 なぜなら、日本政府は、質問者さんが安売りのワゴンセールで つぶあんとこしあんを間違ったことに、なんら責任を負っていないためです。 (でも、凄腕弁護士を用意できたら勝てるんでしょうか?アメリカちょー凄い国ですね!) と、いうわけで。 TPPに限らず、投資貿易協定において、国家が賠償請求の対象となる場合は、 「損害に対して、その国の行政機関に責任がある場合」 つまりは、過失があったり、不平等なことが行われた場合です。 たとえば、誤った認識で許可を与えたり、許可の取り消しの基準を根拠も無く決めいたり、 基準を公表していなかったり。こんな場合ですかねー。 で、これはわりと広範な意味合いをカバーしてまして、投資協定で特に着目されているのは 「国が特定の団体を優遇(補助金などを交付)して、国籍を理由にして同じ条件の商品を扱う 他社には優遇をまったく与えない場合」 も、訴訟の対象になります。 この種の訴訟の解決法は、やはり現行の国際ルールにのっとって行われます。 なぜなら、この種の行政訴訟は国が有利になりすぎてしまうためです。 まぁ、当たり前といえば当たり前なんですが、結論としては国籍を理由にして差別はしないでね、 という話でもあるわけです。さもないと貿易相手の国が 「日本のデパートだから攻撃してもいいんだ!」「日本車をぶっ壊すのは合法!」 みたいなむちゃくちゃなことを言い出した場合に(まぁ、こんな冗談みたいな国、そんざいしないでしょーけどね!) 日本の企業さんは一方的に損をしてしまいますよね。 つまりは、それは日本で出展する外国の企業さんでも同じ、ということなんです。 この点を逆に言うと、現在補助金を受け取って、他人より優遇されている皆さんが反対するのは どこの国でもまったく道理にかなっていることでもあるわけです。 ただ、国家の予算には限りがあるので、他の部分にもしわ寄せがどんどん来ますよね。 もし、投資協定に参加するのであれば、採算があわないとこでも補助金漬けで選挙の票を稼ぐ、 という最近の民主主義国家のダメダメっぷりに関してのみ、今後方向性をあらためる必要があるでしょうね。
- mekuriya
- ベストアンサー率27% (1118/4052)
ハンギョレ・サランバン : [なぜならば] メキシコが体験したFTAの‘納得し難い現実’ /キム・ソンジン http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1563406.html
- daizo_u
- ベストアンサー率41% (33/79)
こんにちは 細かい記憶違いはあるかもしれませんが参考までに 訴訟される→あります 何故→自由貿易の障壁となりうる規制があった場合 どういう時→アメリカ企業がその規制によって参入できない場合 勝てるか→TPPに加盟した時点で負けます 例えば・・・・・ (あくまでも私見ですが"条件つき"で加入することは多国間での条約なので 難しい、もしくはムリかもしれません。) 日本が無条件でTPPに加入したとします。 日本はご存じとは思いますが国民皆保険の国です。 つまり国民全員が健康保険に加入している訳です。(少なくとも建前上) しかしアメリカは違います。つまり一般企業が同じ業務を行っているのです。 ですから国民それぞれ健康保険が異なります。 中には入っていない人までいます。 そのアメリカ企業がTPP締結後日本に進出したいと思った場合如何でしょう? 日本では国民全員が国の義務の元 健康保険に加入しているんです。 商売になるわけがありません。これは立派な"障壁"です。 そこでアメリカ企業は規制撤廃を求めるわけです。 最終的には訴訟に持ち込まれる可能性も十分にあります。 実際カナダではガソリンの有害物質規制撤廃を求められ アメリカ企業に訴えられて敗訴しています。 昨今の政治家の言う"条件つき"ができるかどうか甚だ不明ではありますが そんな事も想定できるということです。 参考までに・・・・