>点灯管にしてもそうです。
安定器の役割は、
●フィラメントが電流で発熱して温度が高くなるまでの時間を稼ぐ事
●フィラメントが発する熱で十分な量の水銀が蒸発するまでに要する時間を稼ぐ事
●安定器に流れる電流を急激に減少させる事で、安定器が高電圧を生み出すための手助けをする事
という役割を果たすための制御スイッチです。
点灯している蛍光灯からグローランプを外して見られれば判りますが、点灯後であればグローランプを外しても、蛍光管に電流は流れ続けます。
又、グローランプは、結局のところ、「蛍光管のフィラメントに、加熱のための電流を短時間の間流してから、電流を止める」という働きと、「安定器に流れる電流を、一旦増やしてから急速に減らす」という働きをしているだけですから、グローランプのある処に代わりに押しボタンを設けておき、人間が指を使って「ボタンを少しの間だけ押しっ放しにしてから、ボタンを離す」という操作を行っても、蛍光灯は点灯します。
実際、安物の蛍光灯スタンドの中には、グローランプを使わずに、人間が手動で上記のスイッチ操作を行う様に(最初からそれしか出来ない様に)なっている製品も存在します。(今でも売られているのかは知りませんが、少なくとも数十年前には、その様な製品も珍しくはないようでした)
私は、その様な手動操作が必要なスタンドを、そうとは知らずに買ってしまった際に、後から、グローランプ用のソケットを取り付けて、グローランプを取り付けるようにしてみた処、ボタンを押してから直ぐに放すだけで、蛍光管が点灯する様になりました。
お礼
大変詳しく有難うございます。 図にして復習してみます。 工事士の勉強中にて、助かりました。