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義理の弟が20年近く非就労・非就学です
妻の弟は、30歳代なかばに入りました。高校卒業後、アルバイトを数ヶ月間した経験はありますが少なくとも過去5年間、賃金を得て働いたことはないようです。私の家の家事(旅行中のペットの世話)をお願いして、少々、謝礼を支払ったことはあります。義理の弟は両親と3人暮らしで、食事は両親の下で食べているため、お金がなくても生活できるようです。 このような状態にある義理の弟について、「教えてgoo」をはじめ、インターネット上の情報を集めてみたのですが、まだ、私をはじめとする周囲の者がどう振る舞えばいいか、考えがまとまらず、相談させていただきます。 義理の弟の場合、仕事をしていない、学校に通っていないという状態にありますが、親族の飲み会・食事会などには参加します。役割がまわってきたら、調理や給仕を熱心に勤めます。会話には積極的に交わります。飲み会・食事会での姿だけを見たら、20年近く非就労・非就学の状態にあるとは思えません。 義理の弟と2人きりで話す機会は何度かありました。「これからどうしたいの?」という問いかけに対し、彼は無言でした。彼は実家で両親から、「仕事をしなさい」と言われます。私は、同じ言葉は使わないようにしました。「私の仕事が大変だから手伝ってもらえないか。お金は出すよ」と提案したところ、「自分にはその仕事をこなす能力がない」と断りました。「その仕事」とは、テープ起こしです。 妻によると、中学校時代の学業成績は低位にあり、高校は、そのような成績で入れるところに入学したそうです。義理の弟と話をしていても分かりませんが、計算など、特定の分野が苦手な「学習障害」があるのかもしれません。 この件について、2年ほど前に、家族会議を開いたことがあります。義理の父母、妻、私の4人で話し合いました。私からは、ニート・ひきこもりに関して支援活動を行っている団体に、夫婦で相談してはどうかと提案しました。その後、講演会を聞きに行ったそうですが、義理の弟の状態をどなたかにお話して、ご意見を求めるまでには至っていないようです。 義理の弟とは、今も自然に話をできる状態にあります。しかし、就労についての考えを尋ねると、答えはないだろうと思いますし、彼を追い詰めてしまうことになりそうな気がしています。このため、今は、仕事についての話をすることはありません。 話はいつでも聞く姿勢を保っているつもりです。彼は、ローンの支払いが終わった家に住み、義理の父母は、60代となり、もう仕事はしていませんが、貯金はそれなりにあるようです。両親は元気です。当面は、今の生活が続くことでしょう。妻とは話し合うたびに、「もう少し待ってみよう」という結論になります。 でも、私自身は、彼に働いてほしいのです。知識も技術もありますから、働いて多くの人と知り合って仲間を得て、親から「働け」と言われるストレスから逃れ、納税の義務を果たしてほしいと願っています。30代半ばとなった今、年月が経てば経つほど就労は難しくなっていくことでしょう。 これから彼が生活保護を受けるようになり、国民全体のお世話になることは、避けたいと思っています。生活保護を受けるような事態となれば、その前に、私たち親族が彼の面倒を見ることになるでしょう。そのつもりはありますが、今、できることがあれば、やり遂げたいのです。 彼に働いてもらうため、私はどう振る舞ったらよいでしょうか。義理の父母とは気楽に話せる状態ですので、私が義理の父母に何かを提案することも容易です。多分、義理の両親が行動することが鍵なのでしょう。私はどのような助言をしたらよいでしょうか。 似た経験をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか。何か、お返事をいただければ幸いに存じます。
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お礼
昨日の書き込みに対し、多くの方から、丁重なご回答をたまわり、驚きつつ、感謝申し上げます。 義理の弟が置かれている状態は、ご指摘の通りだと思います。 昨日から、「ニート」「ひきこもり」をキーワードにして、そうした立場にある人の書き込みを読み続けたところ、「ニートや引きこもりから脱出したいが、脱出できない」という悩みを綴った文章に何件も出会いました。悩んでいるからこそ、その思いを文章にし、インターネット上に公表しているのでしょう。 義理の弟とは、少なくとも月に1回ほど会っていますが、どうも、そうした悩みは持っていないようです。私に分からないだけなのかもしれませんが、客観的な状況は「家はある」「両親は健康」であり、両親がお金を貯めてあることも知っていますから、悩まずに済む状況にあるとも言えます。 一人ぼっちになる前に、父母のどちらかが健康でなくなり、また、臨終のときを迎えます。そうしたときが、彼が新しい一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。物理的に親離れをするときが来ます。親族の中には、そのときが彼の転機になるだろうという期待を持つ雰囲気も感じられます。 義理の父母は、既に子離れする機会を失っており、現状維持の日々を続けていると見えます。しかし、このままでいいとは思っていません。この家族の親子関係を変える鍵は、やはり、両親なのだと思います。 昨日のご助言の中に、医療機関への相談を提案された方がおられました。診断結果はどうであれ、義理の父母が新しい行動に移るきっかけになると思っています。 発達障害は認められないという結果が出たら、自立のために彼を突き放す機会になるかもしれませんし、発達障害の可能性があるということであれば、親として力を振り絞り、治療・リハビリを受けさせつつ、障害者としての雇用の道を含めて、新しい方策を探ることになるでしょう。 最近、私自身は、義理の弟に対し、叱咤も激励もしていません。叱咤すれば、彼は私を疎んじるでしょう。激励しても(たとえば家族の飲み会・食事会で料理をしてくれたときなど)、彼の生活の変化につながるとは思えません。叱咤激励できるよう、何かを変えることが必要なのだと思っています。