東京メディアはどうしてソニーを賞賛するのか?
連日に渡って家電メーカーの業績不振が発表される中、どうして東京のメディアは殊更にソニーばかりを大きく取り上げるのでしょう?
発表された家電メーカーの2012年3月期の最終赤字は、パナソニックの7800億円、シャープ2900億円、ソニー2200億円でした。パナソニックにおいては、製造業で過去最悪の赤字で、普通に考えればソニーよりも深刻で、こちらの方をもっと大きく報じて取り上げるべきではないでしょうか。
昨日の某報道バラエティ?番組では、パナソニック、シャープを取り上げず、何故かソニーの失速だけを憂いていました。かつては一家に必ずソニー製品があったが、今ではソニー製品のない家庭もあると。更に、コメンテーターは、赤字が続く引責で退任したあとを継いだ新社長に対して、「スティーブ・ジョブズにならければいけない」と呆れるようなコメントをする始末。
ソニーは純粋な家電メーカーでしょうか? どちらかと言えば、音響・映像に特化したメーカーで、一家に必ずあった製品は、パナソニック(旧ナショナル)、東芝、日立、三洋、シャープ、などの方が多く、昔はソニーはマニアが買うメーカーという印象でした。ここに、一つの印象操作があると言わざるを得ません。
スティーブ・ジョブズの件についても、じゃあ、ソニーの社長がそのようになれば、他の日本の家電メーカーも復活するのでしょうか…? 何故、他の家電メーカーにはスティーブ・ジョブズを期待しないのでしょうか?? まさに、ソニー崇拝、ソニー賛美が明らかさまになっています。
かつてのソニーはウォークマンやトリニトロンで一世を風靡したと未だに言っていますが、先にも述べましたように、ソニーは音響・映像に特化したメーカーなのですから、そのようなヒット商品があって当たり前だと思います。他の家電メーカーはソニーが作っていない家電でいくらでもヒット商品を出していますが、いつまで経ってもウォークマンが素晴らしいと報道します。その昔、ソニーは松下にVHSとベータのビデオ録画記録方式に敗れたことは、東京メディアにとってタブーなのでしょうか?
東京は大阪が大嫌いなのです。その逆もしかりですが、ソニーは東京発祥、パナソニック、シャープは大阪の企業だから東京メディアはソニーを賞賛しているように思えてなりません。
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