もしcarpe_diemさんが通われている大学が医療関係の大学であり、将来その方面のお仕事に就かれると言うのであれば、この質問の文章内容と以下の事柄を十分に吟味していただきたいと思います。
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<特定の知識や目的をもった者により閉ざされた空間内で交わされる情報の交換(その中での情報)と開かれた空間におけるそれは全く異なったものであり、専門職につくということはそうした違いに対しての配慮についても同等に求められている>
ということ。
これを忘れた医療関係者の言動が今も昔も多くの物議をかもし医療者と患者の信頼関係を大いに損ねている現実を知ってください。
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B型肝炎との比較研究で知られますが、縄文時代から存在しているB型肝炎とことなりC型肝炎ウイルスが日本に上陸したのは1880年代(明治維新前・江戸時代)と研究報告されています。現在のC型肝炎の蔓延の1理由として消毒の不十分な医療器具による医原性感染(予防接種の廻し打ちなど)や麻薬患者の不衛生な注射器具などがありますが、あくまでも爆発的に拡がった理由であって『起源』ではありません。(爆発的拡大は第二次大戦後50年前から昭和50年代:20数年前の間ですが起源は100年以上前です)
ゆえに回答は『×』です。
そもそも常識で考えて起源がはっきりと確定する(しかもその経路まで)わけが無かろう…
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繰り返しますが単に知識として『○×』が付けられそれで済んでしまうのは大学内(知識として冷静にやり取りできる場面)のみです。それを忘れて表に出してしまうと、その大学では『C型肝炎は日本では麻薬患者から始まった。○か×か?』という質問がなされている…という事実のみが一人歩きします。
大学の試験問題でわからないことがあれば試験出題者に聞くのがセオリーです。質問の文章だけで出題者の意図が全て表されるわけではありません。講義という背景があるからです。この質問にも別の真意が隠されている場合があります。それを学ぶのが大学です。