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C型肝炎
血液製剤のフィビリノーゲンでC型肝炎が問題になっていますが、問題になっている会社に少し関係がある会社に勤務しています。この問題は今後どのようになっていくのか 気になっています。製剤メーカーの責任がある程度問われる可能性がありますか 問われるとすればどの程度の賠償金が想定させるでしょうか
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血液製剤による薬害訴訟は、AIDSですでに大きな社会問題となっていますよね。 AIDSは、その特異な(免疫機能が働かなくなると言う)病状がもたらす恐怖のため、世の中に極めてセンセーショナルに知れ渡った病気です。ですから、薬害訴訟もきわめて大きな事件として社会に問題を投げかけました。 それに対して、C型肝炎は、やっと最近になってマスメディアが動くようになり、薬害AIDS問題と比較すると、社会の反応が実に小さいと個人的には疑問を感じています。C型肝炎とAIDSはもちろん全く違う病気ですが、患者さんが直面する、発症に対する不安や、近親者への感染、死への不安などは酷似する点が多くあります。私は法律にあかるくないので、賠償金などの具体的な数字は全く分りませんが、感染から死にいたるまでの経過と、病気がもたらす多大な影響を考えると、薬害エイズ訴訟とそう大きく変わらない、むしろその足跡をたどるように事態が進行していくような気がします。また、AIDSと比べてマスメディアによる(良い意味での)問題化が弱いので、薬害エイズ訴訟よりも長く時間がかかるかもしれませんね。 当然、医師の責任が一番大きく問われることになるのでしょうが、やはりメーカー側も組織としてのモラルは問われるのでしょうね。 医師は名誉と地位を求め、メーカーは利益を求め、結局残るのは弱い患者が犠牲になった残酷な事件ばかり。本当に弱い人が救われる時代って、いつになったら訪れるんでしょうか…。