黒骨(蒔絵入りも可)で表裏を金銀に貼り分けたもの、が一般的です。
礼装用末広で検索すれば出ますよ。
色留袖の場合は白骨(白漆)も可です。
実は地域にもより諸説あるのですが、上記のものにしておけば間違いがないようです。
礼装には末広を挿すのが決まりです。
茶席の作法から来ているものと思われます。
茶席では必ず茶扇子を用います。
挨拶をする時に相手に対しへりくだる意味で「結界」を作るために用いるのが扇子の役割です。
武家の女性が身に付けた短剣の代わりとする説もあります。
茶席の作法に従うならご祝儀をお出しする時に扇子を開きその上に乗せて出します。
要が相手の側に向くように両手で出します。
作法を知らないなら必ずしも扇子を使わなくて良いでしょう。
それ以外でむやみに開いたり、決して扇がないようお気をつけください。