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料理と国籍についての疑問
- 台湾人以外の料理人が作った料理は台湾料理の看板は出せないという意見があるが、その理解に疑問を持つ。
- 料理の国籍は作り手ではなく、その料理の魂や精神によって決まるものであると考える。
- 料理の文化は国籍を超えるものであり、ナショナリズムに固執するのは不適切である。
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>『台湾人ではない料理人が作った料理は、台湾料理の看板は出せない』 私もそのスレは見たのですが、確かあれって「中国料理屋がある日を境に台湾料理屋に鞍替えしていたが、メニューは全く以前と変わっていなかった」と言うものだったかと思います。まぁあまり重要ではありませんけどね、、、、 個人的には、、、 「作り手と「食べ手の間で合意が取れれば、それは○○料理と評して良い」 と思います。要するに本人同士が良ければ良いんじゃないの?ということですけどね。 USの日本食料理屋(シェフは韓国人)で牛丼を食べたのですが、それはピリ辛の照り焼きソース味でした。しかも付けあわせとしてオレンジまで付いており、純日本人の私から見たらとても日本食とは言えないどっか別の国の料理の様に思いました。しかし、他のお客(アメリカ人)は、あれを日本食として食べてますし疑いもしないでしょう。 また中国にも北京料理・広東料理・四川料理・上海料理等々様々な種類があり、もちろん台湾料理もあってそれぞれをちゃんと区別していますが、日本人の私には分かりませんでした。「全部中華料理だろ?」ってな具合です。要は作る本人、食べる本人達のイメージがあっていればいいわけです。イメージの合わない料理は全て「どこか誰か知らない人が考案した新作料理」ってなるんじゃないでしょうかね。 ちなみにAdditionalの質問はこんな感じ。 エビチリ : 中華料理(四川) 天津飯 :中華料理(天津) 焼き餃子 :日本料理 冷やし中華 :日本料理 中華(肉)まん(=豚まん) :中華料理 月餅 :中華料理 カレー :インド料理 冷麺 :韓国料理 こんな感じですがどうでしょう?
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- jess8255
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旅行会社にいるせいで各国で様々な料理に接しましたが、一般に言われる中華料理、中国料理が一番好きです。 さて質問投稿を大変興味深く拝読しました。 >『台湾人ではない料理人が作った料理は、台湾料理の看板は出せない』と云うのである そんなやり取りのある評論はもちろん初耳です。どの国でそのような規制(笑)があるのかにも興味がありますが、『台湾人』をどのように定義するかによっても意味合いが変わってくるかに思います。通常の理解ですと、台湾人とは台湾、中華民国に住む、あるいはそこに生まれた人々を指すことに異論はないでしょう。この他にも戦後の国共内戦で敗れてこの台湾島に逃れてきた国民党の蒋介石らの集団以外の人々、つまり少数の山岳民族を含む本省人だけを指すケースもあります。 今回の「規制」で言う台湾人を台湾に住む人々(一般的定義)とすれば、非台湾人の作る料理はいかに台湾独自のレシピや食材を使っても台湾料理という看板を使ってはならないと言うことになりますが、それは実に奇妙です。数年前に日本の外務省が「外国で提供される日本食まがいの料理に和食や日本食という呼称を付けるのはおかしい。まともな料理店だけに政府のお墨付きを出したい」と言い出したことがあります。その理由は和食というブランドを用いながら、あまりに伝統食に配慮のないレシピ、知識のない外国人に「ああ、これが日本食か」と誤解される酷い料理もあったからだ、と記憶しています。 海外からも「外務省の仕事とは思えない」、「余計なお世話だ」、「創作料理を異端視するのか」と日本人シェフも交えた反発があり、この話は立ち消えになりました。(思い直しましたが、外務省ではなく国際観光振興機構JNTOだったかも知れません) 前振りが長くて失礼。本題ですが、●●料理と銘打つには、基本的な食材、調味料、調理方法、盛り付けなどの要素できちんと伝統的な要点を押さえていれば私はそれでいいと思っています。また高級素材だけ使ったものが伝統的料理だとは思いません。 そしてお客の前に出されるまでの経過、手法が大事だと思います。極端な例ですが、昨年5月にNYの鮨店で左隣のスペイン人夫婦が付け台に出されたまともな鮨にマヨネーズ、タバスコを掛けて食べているのを目撃しました。ことの是非、評価はともかく、この瞬間にこの料理は鮨ではなくなった、と思いました。私の右隣のノルウェイ人男性も「あれでは鮨の旨さを台無しにしている」と苦笑交じりにコメントしていました。 料理に国籍を論じるのは無粋ですが、素材、調味料、レシピ、盛り付けなどの見せ方や提供方法が前述のようにきちんと収まっていれば、広く●●料理と宣言してもOKだと思います。ましてその国の人間が料理人でなければ●●料理と標榜できない、なんてのは論外です。したがってstressmanさんの4つの観点にはおおむね賛成ですね。 ただし隣国同士の料理だと風土の類似性ではっきりしないもの、出自が外国でありながらその国民の嗜好に配慮して変化を遂げたものもあります。この場合にも日本料理と認知されているものもあります。とんかつ、カレーライスがその例です。私はこれらを先ほどの日本料理とはっきり区別して「外来日本料理」と呼んでいます。外国で仮にとんかつ専門店を出しても、日本食レストランとは言わないでしょうね。 エビチリ これは中国料理 天津飯 丼物ですから、日本食でしょう。餡かけ卵料理は中国料理ですが、ご飯の上に載せた瞬間、外来日本食です。 焼き餃子 中国では水餃子ですから、焼き餃子は日本食です 冷やし中華 これは日本料理! 大好きです。 中華(肉)まん(=豚まん) あんこの入ったものも中華饅頭と呼ばれます。日本で見る豚マンは日本料理でしょう。 月餅 これは中国料理です。日本ではめったに食べません。 カレー カレーライスのことなら、外来日本食です。 冷麺 これは韓国、または中国東北部の料理です。日本でもあまり変化していませんので、外来日本法理とも言えません。
お礼
回答ありがとうございました
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別件なのですが、国籍料理があったとして、それをどの文化で食するのか?という問題があるように思います 日本では、麺を音をたてて啜ることが咎められない食文化なわけですが、 『イタリア料理だから、イタリア料理の作法で・・・』などと云う人が居ます もちろん、料理の作法はそれを美味しく頂く為のルールであるのでしょうが、食す側に苦痛を強いることが、国籍料理なのかな?という事件があったのです 私は偏屈な人間なので、箸を使って日本料理を食べて欲しいとは思いますが、「○○料理だから、その作法で・・・」というのは今でも違和感があります まぁ、自分個人は『郷にいりては郷に従え』は当然なのですが、それを強制したくないとは思います 駄文失礼しました
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お礼
回答ありがとうございました
補足
>日本人の私には分かりませんでした。 私も実は、そう思うのです。 台湾料理・中華料理の知識があったとしても、そのジャンル分けが正しいと信じられないし、その意味があるのかな?という問題もありました 正直言えば、日本料理という世界ですら理解できているとは思えないので、他国の料理なんぞ到底分かるとは思えないこともあります 一部回答者は、分かるような見解ですが、それがどれだけの知見・知識・当事者の意識を思慮したものか?というのは大概が軽薄なものだと思えてしまうわけです したがって、最後に指摘されている >作る本人、食べる本人達のイメージがあっていればいいわけです。イメージの合わない料理は全て「どこか誰か知らない人が考案した新作料理」ってなるんじゃないでしょうかね。 というのが一番琴線に触れる回答でした