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日本の球技場や競技のデザインについて
- 日本の球技場や競技場には、ボストンセルティクスのような独自のデザインが存在します。
- このデザインは、床材に四角い模様が使われており、一目でそれが日本の競技場だとわかります。
- このようなデザインは、競技のチームに限らず、多くの人に共通のイメージを与えます。
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ボストンガーデンの床の木タイルは、わざわざ設置したのではなく、古いのをそのまま使っていたら、他が改装したり、移転して木タイルを使っているところが無くなってしまい、象徴化したという流れですから、今はわかっていてやっていますが、最初からだったわけではありません。 日本のプロ野球の本拠地で内野に芝が貼ってあるのは、ほっともっとフィールド神戸、マツダスタジアムだけです(それ以外でも数えるほど)。また、神戸はおそらく国内で唯一のダートパス(バッテリー間の芝の無い部分)設置球場です。 マツダスタジアムはアメリカの球場の流行である新古典主義を取り入れてデザインした物です。新古典主義球場は国内ではマツダだけでしょう。 神戸は土の内野を芝にしていますから意思はあるのだと思います。最初の内はダートパスはありませんでした。 アメリカの新古典主義球場はどこも特徴的で、一目でそこだとわかるようなデザインがなされています。 新古典主義の嚆矢となったオリオールパーク・アット・カムデンヤーズはライト後方に古い倉庫の巨大なビルが立っています。これはわざわざそのビルを文化財としてデザインの一部に取り入れたものです。 他に、外野のフィールド内に旗柱が立っているタイガースタジアム、センター後方にタルの丘と呼ばれるスロープのあるミニッツメイドパークなどがありますのでよろしければお調べ下さい。 また、新古典主義ではなく、古い球場としては、レフトに11メートルのグリーン・モンスターのあるフェンウェイ・パークや外野フェンスが蔦で覆われたリグレー・フィールドなどがあります。 アメリカの野球場は1960-70年前にクッキー・カッターと呼ばれる画一的な円形のデザインが流行しましたが、その反省(ファンにも評判が悪かった)から、球場ごとに一目でわかるようなデザインを取り入れた新古典主義が台頭し、それが野球を愛するアメリカ人に自分たちの球場として熱狂的に受け入れられたのです。 他には、ピッチが馬の背型になっている秩父宮ラグビー場くらいですかね。もっとも、馬の背型のグランドは水はけが目的で、学校のグランドとか菅平行けばたくさんありますが、スタンドのある競技場だと今は秩父宮くらいだと思います。