降圧薬選択基準
某薬大の学生です。病態生理学で次のような問題が出ました。みなさんの意見をお伺いしたいです。御願いします。
(仮想患者の背景)
患者は53歳男性。数年前から高血圧症。ECGにて左室肥大。SBP/DBP:166/98 HR:72/min 不整無し。TC:200mg/dL FBS:102mg/dL HbA1c:4.8%で心血管病の家族歴無し 尿所見で潜血、蛋白陽性(蛋白量0.3g/day)毎日ビール大瓶1本 タバコ吸わない
問題1:降圧薬の選択として最も不適切な物は?
(1:短時間作用型ニフェジピン 2:βブロッカー 3:ARB 4:長時間作用型アムロジピン 5:ACE-I)
問題2:降圧薬の組み合わせとして最も有用でないものは?(1:Ca拮抗薬+βブロッカー 2:α1ブロッカー+βブロッカー 3:ARB+利尿薬 4:ACE-I+利尿薬 5:Ca拮抗薬+α1ブロッカー)
僕の考え
問題1:不適切は1の短時間作用型ニフェジピン。理由は、急激な降圧と短時間作用のために交感神経活性化、RAS活性化、心機能抑制作用発現のため
問題2:2のα1ーBとβーBが有用ではないと思います。急激な降圧が起こる為?また、左室肥大に対する効果ベスト3が、1位:ARB&ACE-I 2位:Ca拮抗剤 3位:βーB&利尿薬のため。
いかがでしょうか?
お礼
よくわかりました。ありがとうございます。AMI後の基本薬物療法は、抗血小板療法か抗凝固療法なんですね。