会社の増資について

質問

この度有限会社から株式会社に改組します。10年前に設立した現有限会社は資本金300万円ですが、この度株式会社にする際、同時にもしくは改組手続きの後に別途すみやかに1000万円まで増資したいのですが、この場合、単純に+７００万円の増資ということになるのですが、増資手続きに際しては現物出資等の方法をとらない場合、必ず増額分の現金（今回の場合700万円）を用意できなければ無理なのでしょうか？　　会社法改正前→資本金：有限MIN300万、株式MIN1000万を一時的に銀行に預けて銀行発行の預り書（入金証明書）を発送～法務局に提出が必要だった、と同じように増資分もこの様な形をとらないと実際無理なのでしょうか？　現金（現生）がなくても手続き（登記）上は増資する方法があるような事を以前聞いたことがあるような気がしておりまして。　現物出資等は手続きが面倒なようなのでなるべく避けたいのですが。　あと客先への「売掛金」等でも増資に当てることができる方法があるのでしょうか。　詳しい方ご教授頂ければ助かります。

回答No.1

fujic-1990

会社法が商法からの独立する以前の知識ですが、準備金があれば、株主総会の決議を経てそれを取り崩して、資本に組み入れることができますね。

　私の会社の場合、税理士を通じて司法書士を依頼して増資の登記をしたのですが、1円たりとも現金が移動していないのは間違いありませんし、銀行とかに書類を書いてもらった記憶もありません。

　登記簿に「準備金の資本組み入れにより増資」というふうに書いてあったような気がする（はっきりしません）ので、たぶん株主総会決議書（資本組み入れ決議）のようなものを添付して登記するんじゃないかなぁと思います。

　ということで、準備金がなければ無理なんじゃいかなと思います。

　売掛金なんて、ホントに回収できるかどうかさえ分からないしろもの（課税するのさえおかしいと思う）ですから、資本に組み入れるのは無理でしょう。

お礼

はじめまして。早速のご教授誠に有難うございました。とても参考になります。まとまった「払込金＝現金」今すぐに準備することが難しいので払込金０での方法がないものか調べております。ご紹介頂いた、「準備金の資本組入れ」というもの以外に「利益の資本組入れ」という方法もあるようで、それらも含めて只今引き続き詳細をリサーチしております。いずれにしてもこれらは本当に専門的で複雑で、素人にはなかなか理解が難しいですね。といって何でもプロに依頼すると高額な手数料を取られますし。ともあれ色々と的確なご教授を有難うございました。大変参考、勉強になりました。厳しい時代ですが御社の益々のご発展をお祈りいたします。私も引き続き商売頑張ります。