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JRE233について
E231のあと、間もなくE233になりました。 E231には、不具合があったのでしょうか? いくつかありましたら、箇条書きで結構です、説明していただけると幸甚です。
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他社ではありますが、電車運転士をしております。 >E231には、不具合があったのでしょうか? 特に聞いていません。 ただ、故障時を想定し、予備パンタグラフを搭載する、保安装置(ATSなど)の二重系統化などの改良をしています。 クルマでいうとフルモデルチェンジでは無く、マイナーチェンジ、 パソコンでいうとウィンドウVISTAが7にバージョンアップした、 そういう解釈の方が近いのかなと思います。 マニアの方からすれば、バックアップ体制が整った全く異なる車両と思うかも知れません。 しかし、プロからすると、何だか情けない車両です。 (例1) 予備パンタグラフ ↓ 架線の飛来物などをパンタグラフを巻き込み破損した時に使う ↓ 運転士は前方注視しなければなりません。 本来は、こんな予備パンタグラフを搭載する前に、パンタグラフを降下させて破損を防ぐのがプロの本分。 (例2) 保安装置のバックアップ ↓ 壊れないように保守するのが本分。 また、万が一の故障時でも、対応しダイヤ乱れを最小限にするのがプロの本分。 そして、確かにE233は電車で故障を乗務員に教えてくれる、ラクな車両ですが、 壊れている車両から「壊れています」と言われても、その故障が本当にその通りかは怪しいモノです。 また、もし、このバックアップ体制が本当に意図する通りならば、 車種統一された中央快速線や京浜東北線では、もう車両故障が原因のダイヤ乱れが無くなっていてもオカシクないのですが、実際はどうでしょう。 つまり、その程度です。 また、今の交流電動機の車両の制御器は、使っている半導体の寿命から、大体10年ほどで更新しなければなりません。 約10年経ち更新する際に、E233の制御器に積み替えて、最新バージョンにする事も出来ます。 不具合が有る無しではなく、 車両開発は随時行っており、より良いシステムが整ったからバージョンアップした。 そういう進化であり、E231に不具合があった訳ではありません。
お礼
ありがとう存じました。安全運転に向けての取り組みがE233だと、よく理解できました。ご多用中とは思い」ますが、ご丁寧なご回答感謝致します。