感動したのは、1992年バルセロナオリンピック柔道の古賀・吉田両選手の金メダルです。
お二人は世田谷学園で先輩・後輩なのですが、試合直前の練習で吉田さんとの練習中に古賀さんが重傷を負ってしまい、メダルどころか出場すら危ぶまれる事態になってしまいました。あえて口に出す人はいませんでしたが吉田さんへの冷たい視線は相当あったと思います。金メダル最有力候補の先輩にけがをさせた(もちろん事故です)吉田さんの精神状態は想像すらできません。そんな中、先に出場した吉田選手はいろいろなプレッシャーの中見事に金メダルを獲得しました。すごい集中力だなと思いました。そしていよいよ古賀選手の出番となり、ここで負けたらせっかく金メダルをとった吉田さんが悪者になってしまう、なんとしても金メダルを取るしかないと満足に動けない足で金メダルを勝ち取りました。二人そろっての金メダル以外、誰かが傷つくことになる状況で最高の結果を残したのです。
「~のために」とはよく聞く言葉ですが、それを見事に実行した二人を本当にすごいと感じたのを思い出します。
お礼
それは感動しますね! ありがどございます