考証とは
ある有名な方が、韓国についてのヘイト発言ともとれるようなことを発言していました。
ところがその発言のソースがない。
また、その人のその他の発言をいくつかチェックしてみると、
(1)不鮮明で小さい写真を証拠として提示しているが、確認できない。
(2)またその人の主張とは真逆の写真が存在している。
(3)年代を間違えているか、偽っている。
(4)ほとんどの主張にソースがない。
というようなことがわかりました。
それで、「この人の発言には信憑性がない」と知人に話しましたら
「ソースが出せないのは左翼ににらまれるなど事情があるのだ。表に出たことだけが事実ではない」といいます。
たしかに、史料や写真などにあらわれないこともあります。
「しかし、そういう場合でも論理的に~のように考えられる、とか傍証のようなものは必要だろう」と反論しても「ソースが出せないのは左翼ににらまれるなど事情があるのだ。表に出たことだけが事実ではない」と繰り返します。
知人は高学歴で頭もいいですが。
まあ、確かに表に出たことだけが事実ではなく、隠されていることもあると思いますし、研究が進んで認識が180度かわることもあるとは思います。
(1)~(4)を力説しても全く理解されないというのは驚きでしたが
こんな風に考える人もいるんだ、という発見もありました。
また、史実とはどう考えるべきなのかという疑問も持ちました。
大学などで歴史をやっておられる方は、考証をされるのではないかと思いますが
考証はどのようにしてされますか。
お礼
これですっきりだニャ。 どうもありがとうございました。