• ベストアンサー

年金基金

年金基金について 世間で大騒ぎしております。  なぜでしょうか? 何が問題なのですか? 当初の約束通り履行すればいいのでは? 識者様教えて頂けませんでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aki3829
  • ベストアンサー率51% (173/333)
回答No.4

年金基金と言っても問題になっているのは厚生年金基金です。 厚生年金基金は厚生年金の保険料の一部を基金に移して代行運用して年金の給付に充てますが、その運用利率は当初は5.5%に決まっていました。その運用の見込みで給付額も保証されていました。昔はその利率でも運用益は出ていたのです。 しかし、その後の経済の状況の変化でそんな高い運用率は出なくなりましたので、そのまま給付額では年金資産が減っていくをこととなりました。そのためその運用率を下げて年金の給付額を下げることも法律上は可能になりました。ただ、それを下げるには加入者の2/3以上の合意が必要です。すでに年金を貰っている人は年金額が減るのは当てが外れますから、容易には合意しません。危機感のない加入者もなかなか合意はしないです。 さらに、複数の企業が加入している基金ですと企業の体力も違いますから考えも一致しにくいです。 そうこうして手を打てないうちに、給付額だけはそのままで運用損ばかり出るという事になり基金の資産はどんどん減っていったのです。あるいは基金の担当者が運用損を取り戻すために一発逆転を狙って危険な投資に手を出して傷を広げたという事もあるでしょう。 運用損は加入している企業が補填しなければいけません。 早いうちで補填額が少ないなら、損失を補填し加入者を説得して基金を止めてしまう(解散や代行返上)こともできたでしょう。実際、2/3以上の基金はそうして止めてしまっています。 しかし、手遅れになって補填額が多すぎると企業も補填が不可能になります。そうなると、もうどうにもならず身動きが取れなくなるのです。 そして、厚生年金から移して代行運用していた部分も移した掛金額を割ると、代行割れという事になり、厚生年金基金があったためにかえって年金が減ってしまうという事になるのです。

その他の回答 (4)

  • ises8255
  • ベストアンサー率24% (16/66)
回答No.5

早く言えば、当初の約束通り履行できないから 大問題となっているのです。 約束通り履行できない理由としては、加入者からの掛け金を予定した一定利率で運用できなかったり(て例えば3.5%の予定であったのに実際は1%とか)、今回のように運用の失敗で50%以上も目減りしたらです。 

  • srafp
  • ベストアンサー率56% (2185/3855)
回答No.3

> 何が問題なのですか? 簡単に言えば『基金にお金が無い』 その結果 1 解散するためには加入している会社が不足分を補填しなければならないが、その金額が億単位。そもそも解散できない基金に加入しているのは中小企業が多いので、億単位の補填金を支払ったら、会社がつぶれてしまう。 2 基金から支払われる年金を約束どおり継続するだけの余力が無いので、年金額を減らしたいのだが、そうすると年金で生活している人達の生活が成り立たなくなるので、年金の減額も簡単には出来ない。 具体的に公的年金制度や厚生年金基金(企業年金)に関する歴史的経緯は説明いたしません。 日本の年金制度は「現時点での加入者が受給額を負担する」と言う形式です。その一部を自分達で請け負って、更に高配当率を目指したのが『厚生年金基金』。 公的年金の一部を請け負っている[代行部分]ので、私が社会人になった30年前であれば、投資運用先が限定された中で年5.5%以上の運用を義務付けられた上、解散するためには少なくとも代行部分は必ず国に返金する必要がありました。 斯様な制約が課せられたままで年金給付を行っていても、日本の景気が右肩上がりで、老人の寿命がそれ程延びず、労働人口が適正に増えていれば収支に問題は生じません。しかし、現実を見れば説明するまでもありませんよね。 そこで、国自体も運用利回りを下げたので遅ればせながら基金に対しても制限を緩和した上、某総理大臣の規制緩和によりプロでなくても投資顧問会社を設立でき、基金は投資顧問会社に資金運用を委託できるようになりました。 そして以前から『資金運用難で解散したくても、代行部分を国にキッチリ耳をそろえて返金出来ない』と言う理由で無理やり存続してきた基金が多いという状態の中で「AIJ問題」が発生。 お金が無い理由はこんなところですね。

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.2

約束が現実的ではなかった。 でも、誰も責任を取りたくなかったので、無理だと言い出す人間がいなかった。 いつかは景気が回復して、穴埋めが出来ると希望を持っていた。 基金の現在の資産価値 < 受給者への約束金額x受給者数 なのが次々に明らかになり、いい加減先延ばしできなくなった。 お金がないので、払うに払えません。 まあ、数年や十年ぐらいは何とかなっても、無理に続ければその先には破綻が待っている。 ココで開き直って、当初の約束を破るべきか?企業や団体が破綻しても基金を守るか?それとも誰も責任を取らずに税金で補填して有耶無耶にしてしまうか? そういう相談の最中。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.1

貯めておいた年金基金用のお金が突然なくなってしまったので、当初の約束通り履行できないかも知れないのです。

関連するQ&A