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視力の発達を見る
- 脳は2つの網膜から情報を抽出し、残差の誤差を使って3次元構造を再構築する。
- 胎児の臨界期は神経回路の強化の時期で、視覚能力の発達に関係している。
- 視床下部からの神経軸索は広域に広がり、眼球優性カラムと呼ばれる領域で終了する。
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>(1)The brain extracts information from the two-dimensional images formed on the two retinas by matching corresponding points, and then reconstructs the third dimension using residual disparities between the monocular images. >脳は適正位置によって2つの網膜において形成された2次元画像から情報を抽出し、そして単眼の画像間の残渣の誤差を用いて3次元構造を再構築する。 おおむねOKです。 >ここのresidual disparitiesの訳が辞書を見てもいい訳が浮かびませんでした。 私も適訳語は分かりません。両眼視差などの、左右の眼の単眼画像の左右での違いだとは思いますが。 >(2)文献でcritical periodという言葉が出てくるのですが胎児の発生の段階で臨界期とはどういうものを示すのでしょうか。 臨界期(仮説)は出生後のことしか述べていないはずので、胎児段階では仮説レベルで支持者のみとしても、特に合意のある概念ではないと思います。 その文献の記述が著者の主張とするしかないでしょう。 >臨界期において両眼の視覚の能力のために神経回路が強化されると書いてあったのですが臨界期が何を示しているのかがわかりません。 その文献の記載は分かりませんが、視覚のみならず、五感を受動的・能動的に組み合わせて使って、脳が五感の刺激や情報を安定して扱えるまで、と大雑把にとらえておけばいいかと思います。 いろいろな仮説はあると思いますが、五感に先天的な障がいがあっても、使える器官を使って発達があり、結果として脳の特定部分に特定の役割ができて来ることは分かっていても、それに至る極めて複雑なプロセスは未解明です。 ただ、感覚器官の物理的な機能回復は早いほうが、年齢が低いほうが、感覚器官を充分に使いこなすまでが早くて楽なことは、ほぼ間違いないようです。 >(3)They described how nerve axons from the thalamus ― the brain's primary relay centre for visual infomation received from the retina ― fan out into a broad band and terminate in the visual cortex in alternating eye-specific zones called cortical ocular dominance columns. 「彼らが描写しているのは、神経軸索が視床(網膜からの視覚情報の脳の最初の中継局)に広帯域的に広がり、左右の眼に対応した対の領域である視覚野(大脳皮質視覚野の眼優位性カラム)に届く様子である。」 網膜で光学情報が神経細胞情報に変わって、そこから脳にたどり着くまでの道筋のようですね。 眼優位カラムを調べて行くといいのかもしれません。視覚情報はそこに入ります。臨界期についても、併せて出て来るかもしれません。
お礼
びっくりしました。この後にも同文章内質問を致しますが本文では早産で生まれたにもかかわらず視力の機能獲得が普通に生まれた子供よりも早く得ているということを示していました。 胎児の方が回復能も機能獲得能も早いのは当然といえば当然ですが早産だとその能力が著しいという文章のなかで理論や推測が度々でて専門用語が飛び交い訳しにくい文章なのですがお陰様でようやく主張が把握できました。 いつもありがとうございます。