「学ぶべき国は?」という質問なら、真っ先にスウェーデンを挙げます。
スウェーデンのオレブロというコミューンの小中高一貫校を訪問した時に、案内役の中学生へ「国や地域のために尽くしたいことが何かありますか?」と訪ねたら女生徒から「私は将来、政治家になって国や地域に尽くしたい」という答えが帰ってきました。日本とは段違いの政治意識が植え付けられていることに度胆を抜かれた思いがしました。
地方分権国家・スウェーデンでは地域社会の課題を日常的な政治活動で解決する仕組が整っているため、中学生くらいになると地域ボランティアというイメージで政治家になって社会貢献をしたいと考えるようです。
私はこの貴重な体験から、スウェーデンの政治文化(特に若者の政治意識を育む学校での政治教育!)に敬服しています。