私は・・建設に携わっていました。
しかしながら安全だとは教えられた記憶はありません。
教わることは「安全に管理」すること。
被爆量や放射性物質の保管方法・・距離をおく、遮蔽する、時間を短くする。
安全ではありません。
事例はよくありませんが、ダイアナ妃は安全と言われた車で亡くなりました。
どんな事柄でもコントロールできないと悲惨なことになります。
PWRの原子炉は圧力157kg/cm2、炉内温度は300℃ですよ。
たとえ原子炉でなくても、危険なものです。
そんな高圧高温の冷却水は15000トン/h(*ループ)もパイプの中を巡回しています。
(*100万kWクラスなら4ループなので4倍になります)
それを扱う技術は、どんなに話しても一般人には理解できるものではありません。
また、見てもわかるものではありません。
私は現段階では原子力に頼らないエネルギー対策は無理だと思っています。
ですから、大飯3、4号機の再稼働は仕方がないと思います。
次は高浜3、4号機ですかね。
しかし、いずれ廃炉にし新しい技術に変換すべきだと思っています。
反対派の理論の中に火力と簡単にいっているようですが、建設には10年はかかります。
燃料タンクの整備、タンカーの製造、いろいろと考えなければならないことがあります。
変電所や開閉所もいるしね。
今、我々のできることはピークシフトだと思ってます。
大口需要家には自家発電併用を義務付けます。
1年毎に目標をたて、実行していきます。このような所は大手企業ですから
国が定めた特別社債を発行し資本にします。
こんなことを5~10年をひと区切りとし、できることから始めていきます。
政治家がこんなことを、みんなに分かりやすく説明すれば原子力発電所の
段階的削減~廃炉を理解をしてもらえると思ってます。
甘い面があるのはわかっていますが、一例として書きました。
補足
現場を知る方からの回答、大変に勉強になりました。 ピークシフトですね。 具体的なことを書いていただきましてありがとうございます。