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白血病について
- 白血病になりやすい人となりにくい人はいますか?癌は遺伝と食生活で発生する事が多いですが、白血病の原因・対策について聞かされた事はありません。昨日まで健康だった人が「運が悪く」突然白血病を発病する事もあるのでしょうか?ある白血病の方の話では「子供の頃から病弱だった。その間に白血病に蝕まれていた。」という事を仰っていましたが、言い換えると病気がちな人は罹りやすいのでしょうか?それが本当だとすると、子供の頃病弱でも現在健康な人は大丈夫ですか?
- HTLVというウイルスは白血病を発生させるらしいですが、発症率が具体的にどれくらい上昇するのですか?母子間で感染すると聞いたのですが、日常生活でこのウイルスを持った人から移される事はあるのですか?他人の血液に触れた場合危険ですか?また、このウイルスに感染した場合はどのような症状が出るのですか?感染していないか調べるには、病院で血液検査をしてもらう以外はないのでしょうか?
- 放射線を浴びた場合白血病の発生率が上がると聞きました。1Svで癌の発生率が10%上昇しますが、白血病も同じくらいの割合で上昇するのですか?
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(1) 白血病になりやすい人となりにくい人はいますか? (A)そのような傾向は見つかっていません。 癌は遺伝と食生活で発生する事が多いですが、白血病の原因・対策について聞かされた事はありません。 昨日まで健康だった人が「運が悪く」突然白血病を発病する事もあるのでしょうか? ある白血病の方の話では「子供の頃から病弱だった。その間に白血病に蝕まれていた。」という事を仰っていましたが、言い換えると病気がちな人は罹りやすいのでしょうか? それが本当だとすると、子供の頃病弱でも現在健康な人は大丈夫ですか? (A)ほとんどの白血病は原因不明です。 病弱だから、健康だから、ということに関係ありません。 (2) HTLVというウイルスは白血病を発生させるらしいですが、発症率が具体的にどれくらい上昇するのですか? (A)普通の白血病ではない、特殊な白血病です。 発生率が上がるというほどの多くもない。 キャリアの人で、生涯に発症する率は、3~5%と言われています。 母子間で感染すると聞いたのですが、日常生活でこのウイルスを持った人から移される事はあるのですか? (A)現在はほとんど母子感染です。 ウィルス自体は、性交で感染する場合がありますが、なぜか、 成人以降ではほとんど発症しないのです。 従って、現在では、ほとんどが母子感染です。 他人の血液に触れた場合危険ですか? (A)問題ない。 また、このウイルスに感染した場合はどのような症状が出るのですか? (A)白血病を発症しなければ、症状は出ない。 感染していないか調べるには、病院で血液検査をしてもらう以外はないのでしょうか? (A)その通り。 (3) 放射線を浴びた場合白血病の発生率が上がると聞きました。 1Svで癌の発生率が10%上昇しますが、白血病も同じくらいの割合で上昇するのですか? (A)マウスなどの実験から、放射線を浴びると白血病が発症する ことはわかっているが、人間において、放射線量と発生率を具体的に研究した 報告は存在しない。 (4) 人種別に見ると、日本人の白血病の発症率は高いですか? (A)いいえ。白人、黒人よりも低い。 (5) 食生活等での白血病の予防法を教えて下さい。 また、具体的にどれくらいの効果があるのかご存知の限り教えて下さい。 (A)発生原因がわからないのだから、 予防法も存在しない。 (成人T細胞白血病は例外で、母子感染予防が予防となる。 輸血による感染予防は、すでにとられている)
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- tarohkaja
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白血病は、体内に白血病細胞が10の12乗、小児白血病では10の10乗個に達した時に発症します。 だから、発症するまでわかりません。 いま、体の中に10、000個だとか100,000個だとかの白血病細胞があってもなんにもわかりません。 だから原因が突き止められないのです。 発症率は、20,000人に1人です。 「成人T細胞白血病」 以外は、遺伝でも伝染でもない、というのが定説です。 放射線の影響はあるでしょう。 しかし、福島県産の野菜を食べたからニュースキャスターが白血病になったなどとは悪質なデマです。 発症までには何年もかかり、20,000人に1人の発症率がもっと高くなる、ということであって、放射線を浴びたらみんな白血病になるのではありません。 原発事故に直面したのなら、白血病では済まないことにもなり (東海村の事故) それは程度問題です。 「成人T細胞白血病」 だけは、感染です。 感染原因は、性交渉、母乳感染です。 感染したとして、実際に発症するかどうかですが、「成人」 と名がついているとおり、50歳以上にならないと、発症例は確認されていません。 また、感染しても、発症するのは5%以下とされています。 夫婦間で性交渉によって感染しても、乳児の時に母親からの母乳感染があっても、50歳以上になって発症するのは一桁の下の方のパーセンテージしかありません。 この病気は、白血病の一種と確認されるまで、ある地域の風土病かと思われていました。 いま、妊婦さんは、これに感染しているかどうか、検査を受けられます。 感染していたとして、子供にはうつさないようにするには、母乳を48時間凍結させて置けばウィルスは死滅するので解凍して与えることにすればいいわけです。 妊婦さんが感染していることが分かったとして、 それが自分の母親からの母乳感染であったのか、夫からの感染なのかはわかりませんが、どっちが先かはとにかく、夫婦とも感染しているでしょう。 50歳以上になったら5%以下の確率で発症するかもしれません。 他のご質問については、答えられる医師はいないと思います。 白血病を防ぐ食事なんてありません。 常識的なバランスの良い食事を心がけることは当たり前で、 それはすべての健康面には良いことでしょう。 それでもがんになる人はなります。 大酒のみの不摂生な人でも長生きする人はいます。 それでもなおかつ、バランスの良い食事を摂り、規則正しい生活習慣を守りましょうというのが常識でしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 結構謎に包まれた病気なんですね。 一日も早く治療法・予防法を見つけ出して欲しいものです。