- ベストアンサー
結石による腎盂腎炎の治療について
- 尿路結石が原因の腎盂腎炎の場合でも、抗生物質は効果がありますか?
- 抗生物質の効果が現れるまでには、通常何日ほどかかりますか?
- 背中から直接カテーテルを通す手術は比較的安全な手術ですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
質問文から、「尿管結石により、尿菅がふさがれて尿菅~腎盂に尿が溜まってしまった」という状態であると推察されます。 この、「尿菅~腎盂に尿が溜まって風船のように膨れている」状態を、水腎症といいます。尿菅まで膨らんでいる状態ですと、水腎症に加えて水尿菅症が発症している状態です。 水腎症により、尿が流れ切らずにそこで雑菌が繁殖しやすい状況になっているわけですね。 水腎症の原因は、お母さまのような結石や、他に腫瘍、或いは生まれつき(先天性の膀胱尿管逆流症や狭窄症など)もありますが、うちの息子は最後の、生まれつきによる水腎症でした。 息子の場合ですと、まぁアカンボなので簡単に比較はできませんがやっぱり水腎症から腎盂炎(アカンボですから尿路感染症といいます)を発症しやすく、生後半年の間に3回もかかりました。 都度、抗生剤を点滴で入れて、3,4日で熱は下がるんですが「いやいや、まだ炎症反応が高いから今点滴抜くとすぐにまた熱が上がりますよ」と言われて、毎回2週間点滴を入れてました。 水腎症でも腎盂腎炎そのものの治療方法は変わりません。しかし、水腎症が軽減されなければ、今後も腎盂腎炎を何度も発症し、その都度、腎機能は落ちて行きます。脅すようで申し訳ありませんが、腎盂腎炎を繰り返すことで腎不全の危険性もあります。 腎盂腎炎を起こしやすい素地があるので、その原因となっている水腎症の治療が必要なわけですね。 まずは水腎症の大きさを確認すること。また、結石のせいで排尿がうまくいっていないようですのでどれだけ排尿障害が出ているのか。排尿が難しく、水腎が進行するようであれば、その分の尿はカテーテルの形で外に出すことも必要と思います。もちろん、結石の治療も必要ですよね。 うちの息子の場合とは全然原因の症状が違いますので、アドバイスらしいことはできませんが、もう一度担当の先生と色々不明点について話をしてみてください。 ・息子の場合、腎盂腎炎の治療は、大体10日~2週間がめどでした。 ・息子の場合、水腎症の原因に対しての手術は、腎盂腎炎が完治した後でした。 先天性の場合には、腎機能の様子を見ながら生後1歳まで手術を待つことが多いせいもあり、3回の尿路感染症の後に手術を受けました。 ・背中からカテーテルを入れる処置は、聞いたことがあります。尿バックのような形でわきに垂らしたりします。排出できる尿の量次第では…例えば現在入れている点滴量と、経口でおおまかに接種できている水分量、排出できている尿量の比較ができれば汗の分を余計に換算しても、どの程度の緊急性があるのか、質問者さまにとっても納得しやすい材料になるかと思いますがいかがでしょう。 お母さま、早く退院できるといいですね。お大事にしてください。
その他の回答 (1)
- takochann2
- ベストアンサー率36% (2426/6695)
抗生剤は3日位で効果の有無を判定します。効果は全身状態(血圧、発熱)、血液検査でのCRP、白血球数などでみます。発熱が落ち着いているという事は一定の効果があると考えて良さそうですが、判断には他のデータも必要です。「カテーテルを通した」というのが、膀胱鏡を利用して腎臓まで入れた「尿管ステント」なのか、尿道から膀胱までフォーリーカテーテルを入れただけなのかが重要です。後者でしたら、結石の嵌頓が続き、抗生剤の効果が十分に発揮されていないのかもしれません。その場合、尿管ステントか腎ろう造設が必要です。 A1:尿路結石が嵌頓している場合は抗生剤の効果は弱まります。(結石の状態により程度はさまざま) A2:抗生剤の効果は通常3日程度で判断します。その結果主治医は腎ろう造設を勧めたのかと思われます。全身状態が安定しているのでしたら、待機でも良いと思います、が嵌頓状態ですと、抗生剤のみで押し続けるのは厳しいかもしれません。(状態を見ないと判断できません、尿管ステントでドレナージがある程度できているのならば続けてもいいかもしれませんが) A3:慣れた泌尿器科医なら大した手技ではありません。ただし、尿管ステント留置の方が安全ですので可能ならば通常それをまず選択して、効果が不十分なら腎ろうです。
お礼
ご回答、ありがとうございます! そうなんです、結石が邪魔をして、腎臓までカテーテルが通らず、尿道から膀胱までフォーリーカテーテルを入れただけ、という状態でした。ですので、結局石が邪魔しているので、抗生剤もじゅうぶんに腎臓までいきわたっていないと思います・・・。 腎ろう造設が、慣れた医師であれば大がかりな手術では無いとのことで、最終的には腎ろう造設を覚悟して、経過をみたいとおもいます。 分かりやすく説明頂いて、本当にありがとうございました。 理解することができて、不安も軽くなりました。 ありがとうございます!
お礼
ご丁寧で詳しいご回答、本当にありがとうございます。涙 そうなんですね、熱が下がってもすぐに安心せずに、しばらく抗生剤の点滴をして、結石という腎盂腎炎の病気のもとをなんとかせねばなりませんね・・・・。 腎不全になってしまったら、とても大変だと思います・・・。 ですので、繰り返さない為に、もう一度、Yumikoit様のご回答を踏まえて、医師と話してみたいと思います。 息子さんも、まだ幼いうちに、大変でしたね。 今後は、何事もなく、健康に過ごせるよう、祈っております。 家族とももう一度、Yumikoit様の回答を読んで、色々参考にし、今後の経過なども相談していきたいと思います。 実体験から詳しく教えてくださり、本当にありがとうございました。 色々知ることで、不安も軽くなりました。 ありがとうございます!